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田原の養豚団地と関連農場 疑似患畜は1万5000頭

殺処分などの防疫措置が始まった養豚団地=田原市内で(15日昼撮影)
殺処分などの防疫措置が始まった養豚団地=田原市内で(15日昼撮影)

 県は15日、田原市の養豚農場で発生した豚コレラ(県で2例目)について同日午後8時現在の防疫措置状況をまとめ、発表した。それによると、発生農場の殺処分は13日午後4時半から開始、15日午後6時半に1740頭の処分を終えた。
 14日午後3時半から始めた埋却は、これまでにフレコンバック(500㌔入り)157袋を埋却した。作業員の累計は540人となった。
 一方、14日に農林水産省からの指示で養豚団地の全養豚場(14場)と関連農場(2場)の計16農場で飼育されている豚約1万5000頭も疑似患畜とみなし、殺処分を決めており、県は自衛隊第10師団(名古屋市守山区)に災害派遣を要請する一方、国を通じて他府県にも獣医師などの派遣を要請。15日午前9時から殺処分や埋却作業に着手した。
 県の検査で陰性だった豚を含め、同団地内の全養豚場の豚と関連する農場を疑似患畜としたのは、事務所や堆肥場、豚の死体を補完する冷蔵庫、車両などが共同で利用されており、農水省の疫学調査チームが、実質的に同一の養豚場をみて、ウイルスの侵入する可能性が高いと判断したため。初期の検査では感染していても陰性と出ることもあるという。
 また、13日に県の検査で疑似患畜と判定された豚(田原市・2例目)について、同日までに国の遺伝子検査で患畜と判定されたことが分かった。
 ウイルスは、これまで県内で感染が確認されたウイルスと同一だった。
(後藤康之)

 県は15日、田原市の養豚農場で発生した豚コレラ(県で2例目)について同日午後8時現在の防疫措置状況をまとめ、発表した。それによると、発生農場の殺処分は13日午後4時半から開始、15日午後6時半に1740頭の処分を終えた。
 14日午後3時半から始めた埋却は、これまでにフレコンバック(500㌔入り)157袋を埋却した。作業員の累計は540人となった。
 一方、14日に農林水産省からの指示で養豚団地の全養豚場(14場)と関連農場(2場)の計16農場で飼育されている豚約1万5000頭も疑似患畜とみなし、殺処分を決めており、県は自衛隊第10師団(名古屋市守山区)に災害派遣を要請する一方、国を通じて他府県にも獣医師などの派遣を要請。15日午前9時から殺処分や埋却作業に着手した。
 県の検査で陰性だった豚を含め、同団地内の全養豚場の豚と関連する農場を疑似患畜としたのは、事務所や堆肥場、豚の死体を補完する冷蔵庫、車両などが共同で利用されており、農水省の疫学調査チームが、実質的に同一の養豚場をみて、ウイルスの侵入する可能性が高いと判断したため。初期の検査では感染していても陰性と出ることもあるという。
 また、13日に県の検査で疑似患畜と判定された豚(田原市・2例目)について、同日までに国の遺伝子検査で患畜と判定されたことが分かった。
 ウイルスは、これまで県内で感染が確認されたウイルスと同一だった。
(後藤康之)

殺処分などの防疫措置が始まった養豚団地=田原市内で(15日昼撮影)
殺処分などの防疫措置が始まった養豚団地=田原市内で(15日昼撮影)

カテゴリー:社会・経済

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