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豊川市が骨髄移植ドナー助成金制度導入へ

骨髄バンクのドナー登録について説明する職員=豊川市保健センターで
骨髄バンクのドナー登録について説明する職員=豊川市保健センターで

 豊川市が骨髄移植の提供者(ドナー)の休業補償として、助成金制度を東三河で初めて導入する見通しとなった。開会中の3月議会で予算案が承認されれば、新年度の4月から受け付けを開始する。水泳選手の池江璃花子さん(18)が白血病を公表し、骨髄バンクのドナー登録への関心が高まる中、協力者増加への追い風となりそうだ。
 骨髄移植には後遺症などさまざまなリスクを伴い、ドナーは通常1週間ほどの入院や複数回の通院を必要とするため、白血病患者らが容易に骨髄提供を受けられる環境は整っていない。そこで、ドナーを経済的・身体的に支援する制度が少しずつ国内で広がっている。
 豊川市保健センターは新たな特定疾患対策事業として、ドナーは提供から1週間の入院が必要となることから、1人に1日2万円を最長7日間交付。休むことになる勤務先の事業所へも1日1万円を同様に交付する。また、骨髄移植手術などにより、医師から接種済みの定期予防接種の効果が期待できないと診断された場合、再接種にかかわる費用も助成する。
 同様の助成制度は2011(平成23)年に新潟県加茂市が全国の自治体で初めて実施し、その後全国に波及。愛知県内では名古屋市などに続き、豊川市が5例目となる。
 今月12日、水泳の池江さんが白血病と闘病中であることを公表すると、市民から骨髄バンクへの登録方法に関する問い合わせが増えるなど関心が高まっている。
 市議の早川喬俊氏(とよかわ未来)は17年前に市青年団協議会で社会奉仕委員長を務めていた時、市内で初めて骨髄バンク登録会を開催。議会では助成制度の導入も提案した。自身もドナー登録済みの早川氏は「これを機に骨髄バンク登録者数が伸びることを期待したい」と話している。
 助成制度に関する受付は市保健センターが行うが、日本骨髄バンクへの登録は県の豊川保健所(諏訪3)で受け付けている。
(由本裕貴)

 豊川市が骨髄移植の提供者(ドナー)の休業補償として、助成金制度を東三河で初めて導入する見通しとなった。開会中の3月議会で予算案が承認されれば、新年度の4月から受け付けを開始する。水泳選手の池江璃花子さん(18)が白血病を公表し、骨髄バンクのドナー登録への関心が高まる中、協力者増加への追い風となりそうだ。
 骨髄移植には後遺症などさまざまなリスクを伴い、ドナーは通常1週間ほどの入院や複数回の通院を必要とするため、白血病患者らが容易に骨髄提供を受けられる環境は整っていない。そこで、ドナーを経済的・身体的に支援する制度が少しずつ国内で広がっている。
 豊川市保健センターは新たな特定疾患対策事業として、ドナーは提供から1週間の入院が必要となることから、1人に1日2万円を最長7日間交付。休むことになる勤務先の事業所へも1日1万円を同様に交付する。また、骨髄移植手術などにより、医師から接種済みの定期予防接種の効果が期待できないと診断された場合、再接種にかかわる費用も助成する。
 同様の助成制度は2011(平成23)年に新潟県加茂市が全国の自治体で初めて実施し、その後全国に波及。愛知県内では名古屋市などに続き、豊川市が5例目となる。
 今月12日、水泳の池江さんが白血病と闘病中であることを公表すると、市民から骨髄バンクへの登録方法に関する問い合わせが増えるなど関心が高まっている。
 市議の早川喬俊氏(とよかわ未来)は17年前に市青年団協議会で社会奉仕委員長を務めていた時、市内で初めて骨髄バンク登録会を開催。議会では助成制度の導入も提案した。自身もドナー登録済みの早川氏は「これを機に骨髄バンク登録者数が伸びることを期待したい」と話している。
 助成制度に関する受付は市保健センターが行うが、日本骨髄バンクへの登録は県の豊川保健所(諏訪3)で受け付けている。
(由本裕貴)

骨髄バンクのドナー登録について説明する職員=豊川市保健センターで
骨髄バンクのドナー登録について説明する職員=豊川市保健センターで

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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