東栄町が「移住ソムリエ」認定

　東栄町は、移住定住対策として町の魅力を伝えてもらおうと29の個人と団体に「移住ソムリエ」として認定した。移住希望者への橋渡し的な役割として期待がかかる。
　同町は人口減少への対策として２０１２（平成24）年度から移住定住対策に取り組んでおり、空き家を改修しての貸し出しや移住者向けに通勤補助などの事業を展開。これまでに72世帯１４８人が町の援助を受けて移住してきた。
　ソムリエは気軽に移住希望者らに東栄町での暮らしについて話ができるようにと制度化。同町地域支援課と連携して町民とのコミュニケーションを通してつながりを入り口に役割を担ってもらう狙いがある。町民、移住者や町外との交流機会を持つ団体が応募して登録された。
　19日には村上孝治町長が認定書を手渡した。村上町長は「町全体で移住の受け入れができるようにしていきたい」とあいさつした。
　地域振興課の尾崎あゆみさんは「東栄町の魅力を伝えていく仲間としてさらにソムリエを増やしていきたい」と話した。
（安藤聡）