「ふんけんクラブ」東三河初 100人の男声合唱

　東三河を拠点にする男声合唱団「ふんけんクラブ」（三浦信介団長）の「たなぼたコンサート」が22日、豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場で開かれた。東三河初という約１００人の男声合唱や、ふんけん自慢のステージで満員の来場者を魅了した。
　今回は、豊橋市制施行１１０周年記念事業市民提案イベントとして「豊橋市民と三遠南信地区大男声合唱の集い」と銘打ち、第２ステージではバッカス男声合唱団（飯田市）と浜松男声合唱団（浜松市）、公募のワンステージメンバー、ふんけんの総勢１１０人による大合唱が繰り広げられた。
　歌ったのは男声合唱組曲「雪明かりの路」。北海道・小樽出身の文学者伊藤整の恋愛詩集から曲が付けられた「春を待つ」「月夜を歩く」など６曲で、男声ならではの重厚な響きで会場を包み込んだ。壮大な合唱に来場者も「すごく迫力があった」と話した。
　ふんけんおなじみのステージも健在。ミュージカル「ライオンキング」をモチーフにした物語仕立てで、「冒険の旅に出る」と題して展開した。コミカルな場面も交えながら「コンドルは飛んでいく」「ラブミーテンダー」「イエスタデー」など世界各国の名曲を歌い上げた。
（中村晋也）