新城の長篠河津桜並木で駐車や散策マナー呼び掛け

　新城市観光協会は、まもなく見頃となる河津桜並木で、所定の場所への駐車や撮影時のマナー順守など見物客に呼び掛けている。同協会によると現在は５分咲きという。
　同所はＪＲ飯田線本長篠駅から設楽地区を結んでいた田口線の線路跡。河津桜は旧鳳来町時代の１９９２（平成４）年に地元住民と同町商工会と姉妹商工会の静岡県河津町商工会青年部が交流の証として植えられた。
　市道沿いに30本が植えられ、トンネルの東側には道の両側に植えられる12本の木が薄いピンク色の花が咲いて毎年多くの人たちが訪れて散策したり、撮影している。
　所定の駐車場がなく、昨年までは生活道路でもある市道やわき道、寺院などに駐車する人たちも目立ち、地元住民らの車の通行に支障が出たほか、ゴミの投棄なども見られたという。
　今回はトンネル北側に臨時駐車場を確保。桜並木の市道沿いには路上駐車しないよう呼び掛ける看板を設置した。
　市観光協会では国道１５１号、２５７号の長篠信号交差点に案内看板を設けて同駐車場や、新城市役所鳳来支所駐車場利用を呼び掛けている。
　問い合わせは新城市観光協会（０５３６・29・０８２９）へ。同協会ホームページでは開花情報も伝えている。
（安藤聡）