文字の大きさ

「とよはしまちなかスロータウン映画祭」過去最高の入場者数

上映作品や今後について話す石川さん=プラットで
上映作品や今後について話す石川さん=プラットで
宮本さんを囲んで笑顔の実行委員会メンバーら(提供)
宮本さんを囲んで笑顔の実行委員会メンバーら(提供)

 「とよはしまちなかスロータウン映画祭」が、1月13日から2月17日までの会期で穂の国とよはし芸術劇場プラットを会場に開催された。実行委員会がまとめた報告によると、17回目を迎えた今回は、一般上映に加え、有料イベントも含めた期間中の入場者数は6693人で、過去最高の前回(6413人)を大きく上回った。
 1月13日の女優・宮本信子さんを迎えたオープニングイベントは610人が来場。その後、16本の邦・洋画が19日から2月17日にかけた土・日曜(8日間)に上映された。
 この16本の一般上映は2回上映の作品もあり、24回上映で過去最高の5331人を動員。3分の1以上にあたる9回が、満員となった。
 2回上映の作品では、一昨年のオープニングゲストで昨年8月に亡くなった樹木希林さんが出演した邦画「モリのいる場所」が1番人気となり、昨年のオープニングゲストの三浦友和さんが出演の邦画「羊と鋼の森」、洋画の「グレイテスト・ショーマン」が続いた。
 1作品500円で鑑賞でき、16本の通し券は2500円。映画祭の魅力になっている通し券の入場者が全体の75%を占めた。
 オープニングイベントをはじめ、今回も計五つのイベントを開催した。豊橋出身の映画監督・石川慶さんの作品上映とトーク、鈴などの鳴り物を使ったり、掛け声を出したりできる“絶叫上映”などが行われ、若者の来場も多く、いずれも盛況だった。
 絶叫上映はインド映画「バーフバリ王の凱旋」で、東三河ではなじみが薄かったが、チケットは早々に完売した。実行委のメンバーがインドの民族衣装に身を包み、インドワインもサービス、会場にやって来た観客をおもてなし。東京や名古屋から訪れた観客は、感激して帰ったという。
 同映画祭は、豊橋市中心部、まちなかから映画館が消えたことから、中心市街地活性化事業として若手経済人でつくる豊橋青年会議所が2002(平成14)年に開始。その後も、映画を愛する市民有志が、入場料と地元企業の協賛金をもとに続けていて市民の間に定着、リピーターが多い。
 今回も入場者数を更新し、実行委の石川誠会長は「まちなかの活性化がテーマで、多くの人に来てもらい、まちを散策したり、飲食店に立ち寄ったりしてよかった。反面、見られなかった人もいるので、できる対策を考えたい」と話している。
(中村晋也)

 「とよはしまちなかスロータウン映画祭」が、1月13日から2月17日までの会期で穂の国とよはし芸術劇場プラットを会場に開催された。実行委員会がまとめた報告によると、17回目を迎えた今回は、一般上映に加え、有料イベントも含めた期間中の入場者数は6693人で、過去最高の前回(6413人)を大きく上回った。
 1月13日の女優・宮本信子さんを迎えたオープニングイベントは610人が来場。その後、16本の邦・洋画が19日から2月17日にかけた土・日曜(8日間)に上映された。
 この16本の一般上映は2回上映の作品もあり、24回上映で過去最高の5331人を動員。3分の1以上にあたる9回が、満員となった。
 2回上映の作品では、一昨年のオープニングゲストで昨年8月に亡くなった樹木希林さんが出演した邦画「モリのいる場所」が1番人気となり、昨年のオープニングゲストの三浦友和さんが出演の邦画「羊と鋼の森」、洋画の「グレイテスト・ショーマン」が続いた。
 1作品500円で鑑賞でき、16本の通し券は2500円。映画祭の魅力になっている通し券の入場者が全体の75%を占めた。
 オープニングイベントをはじめ、今回も計五つのイベントを開催した。豊橋出身の映画監督・石川慶さんの作品上映とトーク、鈴などの鳴り物を使ったり、掛け声を出したりできる“絶叫上映”などが行われ、若者の来場も多く、いずれも盛況だった。
 絶叫上映はインド映画「バーフバリ王の凱旋」で、東三河ではなじみが薄かったが、チケットは早々に完売した。実行委のメンバーがインドの民族衣装に身を包み、インドワインもサービス、会場にやって来た観客をおもてなし。東京や名古屋から訪れた観客は、感激して帰ったという。
 同映画祭は、豊橋市中心部、まちなかから映画館が消えたことから、中心市街地活性化事業として若手経済人でつくる豊橋青年会議所が2002(平成14)年に開始。その後も、映画を愛する市民有志が、入場料と地元企業の協賛金をもとに続けていて市民の間に定着、リピーターが多い。
 今回も入場者数を更新し、実行委の石川誠会長は「まちなかの活性化がテーマで、多くの人に来てもらい、まちを散策したり、飲食店に立ち寄ったりしてよかった。反面、見られなかった人もいるので、できる対策を考えたい」と話している。
(中村晋也)

上映作品や今後について話す石川さん=プラットで
上映作品や今後について話す石川さん=プラットで
宮本さんを囲んで笑顔の実行委員会メンバーら(提供)
宮本さんを囲んで笑顔の実行委員会メンバーら(提供)

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR