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田原で県内4例目の豚コレラ確認

 田原市の養豚農場で新たに豚コレラを疑う事例が確認され、県は28日午前9時から第6回「豚コレラ緊急対策会議」(議長・大村秀章知事)を開き、防疫方針を決定した。
 27日の瀬戸市内の養豚農場に続き、県内では4例目。田原市内では2月13日に養豚団地で確認された豚コレラに次いで2例目。
 新たに豚コレラを疑う事例が発生したのは、前回発生した養豚団地から南約1㌔のところにある養豚農場で、27日、「飼育している母豚で食欲不振、発熱などの症状がみられる」と県東部家畜保健衛生所に通報があった。
 同所では、同養豚農場に立ち入りし、血液を採取。中央家畜保健衛生所で豚コレラ検査をしたところ、陽性の判定が出たため、国の動物衛生研究所へ検査材料を送付。同研究所で遺伝子検査の結果、患畜と確定した。
 県ではこれを受けて、直ちに同農場の出入り口の制限、畜舎の消毒を実施。出入り口を1カ所に限定して、関係者以外の立ち入りを禁止するとともに農場外への物品の搬出を禁止。同日正午から発生農場の豚すべて1647頭の殺処分と埋却などの防疫措置を開始した。
 また、発生農場を中心とした半径3㌔以内を「移動制限区域」として豚などの移動を禁止するとともに、「移動制限区域」に外接する半径10㌔以内区域を「搬出制限区域」として豚などの搬出を禁止した。移動制限区域内には19戸23養豚農場があり、4万5714頭を飼育。搬出制限区域内には23戸25養豚農場があり、3万6746頭を飼育している。
 さらに感染拡大防止のため、同日午前10時から市内6カ所に消毒ポイントを設置、畜産関係車両の消毒を始めた。
 また、発生農場に接する団地内の4戸4農場の7600頭の豚についても発生農場と明確な境界がなく道路や堆肥舎などが共同で使用されていることから、感染している可能性が極めて高く、同日夕の第7回緊急対策会議で、疑似患畜と同等とみなし、措置を講じること決めた。

瀬戸では殺処分開始

 また、瀬戸市の養豚農場で27日に確認された県内3例目の豚コレラの防疫措置について28日午前10時現在でまとめた。
 飼育されている4140頭の豚は27日午前0時40分から殺処分を開始。28日午前10時現在、2312頭処分した。埋却処分は掘削中。
(後藤康之)

 田原市の養豚農場で新たに豚コレラを疑う事例が確認され、県は28日午前9時から第6回「豚コレラ緊急対策会議」(議長・大村秀章知事)を開き、防疫方針を決定した。
 27日の瀬戸市内の養豚農場に続き、県内では4例目。田原市内では2月13日に養豚団地で確認された豚コレラに次いで2例目。
 新たに豚コレラを疑う事例が発生したのは、前回発生した養豚団地から南約1㌔のところにある養豚農場で、27日、「飼育している母豚で食欲不振、発熱などの症状がみられる」と県東部家畜保健衛生所に通報があった。
 同所では、同養豚農場に立ち入りし、血液を採取。中央家畜保健衛生所で豚コレラ検査をしたところ、陽性の判定が出たため、国の動物衛生研究所へ検査材料を送付。同研究所で遺伝子検査の結果、患畜と確定した。
 県ではこれを受けて、直ちに同農場の出入り口の制限、畜舎の消毒を実施。出入り口を1カ所に限定して、関係者以外の立ち入りを禁止するとともに農場外への物品の搬出を禁止。同日正午から発生農場の豚すべて1647頭の殺処分と埋却などの防疫措置を開始した。
 また、発生農場を中心とした半径3㌔以内を「移動制限区域」として豚などの移動を禁止するとともに、「移動制限区域」に外接する半径10㌔以内区域を「搬出制限区域」として豚などの搬出を禁止した。移動制限区域内には19戸23養豚農場があり、4万5714頭を飼育。搬出制限区域内には23戸25養豚農場があり、3万6746頭を飼育している。
 さらに感染拡大防止のため、同日午前10時から市内6カ所に消毒ポイントを設置、畜産関係車両の消毒を始めた。
 また、発生農場に接する団地内の4戸4農場の7600頭の豚についても発生農場と明確な境界がなく道路や堆肥舎などが共同で使用されていることから、感染している可能性が極めて高く、同日夕の第7回緊急対策会議で、疑似患畜と同等とみなし、措置を講じること決めた。

瀬戸では殺処分開始

 また、瀬戸市の養豚農場で27日に確認された県内3例目の豚コレラの防疫措置について28日午前10時現在でまとめた。
 飼育されている4140頭の豚は27日午前0時40分から殺処分を開始。28日午前10時現在、2312頭処分した。埋却処分は掘削中。
(後藤康之)

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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