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豊川のイオンモール予定地で土壌汚染発覚

土壌汚染が判明した、解体工事中のスズキ豊川工場跡地=豊川市白鳥町で
土壌汚染が判明した、解体工事中のスズキ豊川工場跡地=豊川市白鳥町で

 豊川市八幡地区で、大型商業施設イオンモールが進出するスズキ豊川工場の跡地(白鳥町)で土壌汚染が発生していたことが分かった。同社は県の指示に従い、汚染土壌の除去作業を進めるとしている。
 スズキは昨年10月23日から今年1月23日にかけて、約13万8653平方㍍の敷地を調査。土壌汚染対策法に基づき、10㍍の格子に区画分けして調査した結果、27地点で汚染が判明した。いずれも特定有害物質のフッ素とその化合物、ホウ素とその化合物、鉛とその化合物、六価クロム化合物の4種類で、数値が基準値を超えていた。
 汚染が判明した場所はコンクリートやアスファルトに覆われ、雨水による浸透や汚染土壌の飛散の心配はない。同社は県の担当部局から指導を受けながら土壌を掘削除去し、適切に場外処分を進めるとしている。
 オートバイや船外機などを製造していたスズキ豊川工場は2018年7月で操業を停止。今年1月から解体工事を始めている。イオンモールは跡地に地上5階建ての延床面積約19万1000平方㍍で建設予定で、売り場面積に限れば岡崎店や常滑店を上回る国内最大級の約10万2000平方㍍となる見通し。最短で2022年の開業を目指している。
 2017年9月には、同じ八幡地区内で新文化会館や住宅街などの建設計画がある日立製作所豊川事業所の跡地でも、鉛とその化合物による土壌汚染が発覚。建物の解体撤去工事に合わせ、汚染土壌の掘削除去を行った。同社は1968(昭和43)年から約半世紀にわたり、ステレオやCDプレーヤー、パソコンや金融機関向けATMなどを製造していた。
(由本裕貴)

 豊川市八幡地区で、大型商業施設イオンモールが進出するスズキ豊川工場の跡地(白鳥町)で土壌汚染が発生していたことが分かった。同社は県の指示に従い、汚染土壌の除去作業を進めるとしている。
 スズキは昨年10月23日から今年1月23日にかけて、約13万8653平方㍍の敷地を調査。土壌汚染対策法に基づき、10㍍の格子に区画分けして調査した結果、27地点で汚染が判明した。いずれも特定有害物質のフッ素とその化合物、ホウ素とその化合物、鉛とその化合物、六価クロム化合物の4種類で、数値が基準値を超えていた。
 汚染が判明した場所はコンクリートやアスファルトに覆われ、雨水による浸透や汚染土壌の飛散の心配はない。同社は県の担当部局から指導を受けながら土壌を掘削除去し、適切に場外処分を進めるとしている。
 オートバイや船外機などを製造していたスズキ豊川工場は2018年7月で操業を停止。今年1月から解体工事を始めている。イオンモールは跡地に地上5階建ての延床面積約19万1000平方㍍で建設予定で、売り場面積に限れば岡崎店や常滑店を上回る国内最大級の約10万2000平方㍍となる見通し。最短で2022年の開業を目指している。
 2017年9月には、同じ八幡地区内で新文化会館や住宅街などの建設計画がある日立製作所豊川事業所の跡地でも、鉛とその化合物による土壌汚染が発覚。建物の解体撤去工事に合わせ、汚染土壌の掘削除去を行った。同社は1968(昭和43)年から約半世紀にわたり、ステレオやCDプレーヤー、パソコンや金融機関向けATMなどを製造していた。
(由本裕貴)

土壌汚染が判明した、解体工事中のスズキ豊川工場跡地=豊川市白鳥町で
土壌汚染が判明した、解体工事中のスズキ豊川工場跡地=豊川市白鳥町で

カテゴリー:社会・経済

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