ボクシング全国大会で優勝 喜びの報告

　群馬県で３月23、24両日に開催された「第８回全日本ＵＪ(アンダージュニア)ボクシング大会」小学生男子46㌔級で、豊橋市花田町の「とよはしボクシングジム」に通う柿﨑世央さん（12）＝同市立南陽中学校１年＝が優勝した。８日、同市役所で山西正泰教育長へ喜びを語った。
　柿﨑さんは、アニメ「はじめの一歩」がきっかけで小学２年生からジムに通い、４、５年生ではＵ－15ボクシング全国大会で優勝した実力者。だが、６年生で夏の全国大会出場を逃し、「絶対に負けたくない」と敗戦を糧に週６日間、鍛錬を積んできた。
　今大会は、３ラウンドで戦う１回戦制。東海地区代表として、九州代表を相手に、強化してきたパンチを次々と繰り出すと、３ラウンド目でダウンを奪い判定勝ち。優勝に当たる勝利者賞を獲得した。「２、３ラウンド目からは自分のボクシングができた」と振り返った。
　４㌔の減量に成功したいきさつや今後の目標を山西教育長に語った柿﨑さん。「将来はプロボクサーになる」と宣言すると、山西教育長は「成長を楽しみにしている」とエールを送った。
（飯塚雪）