東栄町長・町議選と設楽町議選が16日告示

　統一地方選後半戦となる東栄町長、町議会議員選挙と設楽町議会議員選挙は16日告示、21日投開票の短期決戦で行われる。東栄町長選は現職村上孝治氏（61）と前職の尾林克時氏（69）が立候補の準備をしている。
　町長選は前回と同じ顔ぶれで一騎打ちとなる公算が高い。前回は２人が出馬して村上氏が１７７０票、尾林氏が８７３票だった。
　村上氏は本郷地区に医療センターを整備し、町内各地区を巡るバスの運行などを掲げる。２月の記者会見で「策定した第６次総合計画を着実に実行し、第２段階となるまちづくりを進めたい」と決意を語った。
尾林氏は今月４日に出馬表明。「財政は改善されず以前より厳しくなっている。このままでは崩壊する」とし、医療センター計画を見直し、病院機能を併設した温泉リハビリ施設と介護施設建設を訴える。
　町の医療センター整備計画では東栄病院を診療所として移転させる。病床数がある病院機能が必要かどうかが争点となりそうだ。
　一方、町議選は設楽町議選は定数12に対して13人（現職11人、新人２人）、東栄町議選は定数８に対し９人（現職７人、新人２人）が出馬への準備を進めており、選挙戦となる。