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豊川で24日オープンの大橋屋報道内覧会

伝統的な小屋組みが見学できる内部=大橋屋で
伝統的な小屋組みが見学できる内部=大橋屋で
江戸時代の姿に復原された大橋屋
江戸時代の姿に復原された大橋屋

 豊川市赤坂町のかつての旅籠(はたご)で、24日にオープンする市指定文化財の「大橋屋(旧旅籠鯉屋)」の報道内覧会が18日、行われた。
 東海道五十三次の宿場町で最後まで営業していた大橋屋の建物は、文化6(1809)年の赤坂宿大火以上に建てられたと考えられ、約200年の築造とされる。所有者から買収した市は約2年間の保存整備工事を経て、当時の歴史を感じさせる新たな観光スポットに生まれ変わらせた。
 敷地は大橋屋と隣接する脇本陣広場を合わせて1643平方㍍。江戸時代の旅籠への復原を基本に、耐震性にも配慮して改修した大橋屋では、マツの梁(はり)の上に束を立てて屋根を支える伝統的な小屋組みを観察できる。極力部材を再利用しており、柱などは金輪継や十字目違継といった伝統的な技法で補修した。
 工事中に発見された曲線を描く框(かまち)のある玄関や、唐草紋様が彫られた梁も再現。2階部分の客間のほか、もともと建物があった主屋裏の部分はレンガの並べ方で廊下や部屋を平面表示。歌川広重の浮世絵を模した灯ろうやソテツも置かれ、中庭も再現した。脇本陣広場では多目的広場や駐車場を整備。かつて存在した東海道から代官所につながる通路も復元した。
 20人弱のボランティアガイドが来場者を案内する予定で、市教育委員会文化財係の細井美那子係長は「地域の資産として、地元が協力して守っていくという形になった」と話す。
 24日は午前10時から開館式典が行われ、和太鼓演奏やテープカットなどの後、正午から一般開放。25、26日には甘酒接待や、27日には音羽華炎のよさこい演舞なども予定される。
(由本裕貴)

 豊川市赤坂町のかつての旅籠(はたご)で、24日にオープンする市指定文化財の「大橋屋(旧旅籠鯉屋)」の報道内覧会が18日、行われた。
 東海道五十三次の宿場町で最後まで営業していた大橋屋の建物は、文化6(1809)年の赤坂宿大火以上に建てられたと考えられ、約200年の築造とされる。所有者から買収した市は約2年間の保存整備工事を経て、当時の歴史を感じさせる新たな観光スポットに生まれ変わらせた。
 敷地は大橋屋と隣接する脇本陣広場を合わせて1643平方㍍。江戸時代の旅籠への復原を基本に、耐震性にも配慮して改修した大橋屋では、マツの梁(はり)の上に束を立てて屋根を支える伝統的な小屋組みを観察できる。極力部材を再利用しており、柱などは金輪継や十字目違継といった伝統的な技法で補修した。
 工事中に発見された曲線を描く框(かまち)のある玄関や、唐草紋様が彫られた梁も再現。2階部分の客間のほか、もともと建物があった主屋裏の部分はレンガの並べ方で廊下や部屋を平面表示。歌川広重の浮世絵を模した灯ろうやソテツも置かれ、中庭も再現した。脇本陣広場では多目的広場や駐車場を整備。かつて存在した東海道から代官所につながる通路も復元した。
 20人弱のボランティアガイドが来場者を案内する予定で、市教育委員会文化財係の細井美那子係長は「地域の資産として、地元が協力して守っていくという形になった」と話す。
 24日は午前10時から開館式典が行われ、和太鼓演奏やテープカットなどの後、正午から一般開放。25、26日には甘酒接待や、27日には音羽華炎のよさこい演舞なども予定される。
(由本裕貴)

伝統的な小屋組みが見学できる内部=大橋屋で
伝統的な小屋組みが見学できる内部=大橋屋で
江戸時代の姿に復原された大橋屋
江戸時代の姿に復原された大橋屋

カテゴリー:社会・経済

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