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豊川の新たな観光スポット 旧旅籠「大橋屋」オープン

初日から多くの人が訪れた大橋屋=豊川市赤坂町で
初日から多くの人が訪れた大橋屋=豊川市赤坂町で
迫力の和太鼓演奏で開館を祝う赤坂小の児童ら=音羽生涯学習会館で
迫力の和太鼓演奏で開館を祝う赤坂小の児童ら=音羽生涯学習会館で

 豊川市赤坂町の旧旅籠(はたご)で、建物が市指定文化財となっている新たな観光スポット「大橋屋(旧旅籠鯉屋)」が24日、開館した。記念式典後の正午に一般開放され、初日だけで320人が来場した。
 式典は地元赤坂小学校6年生による和太鼓演奏で幕開け。山脇実市長らが祝辞を述べた後、テープカットが行われた。
 東海道五十三次の宿場町で最後まで営業していた大橋屋は約200年前の築造とされ、市は所有者から買収。約2年間の保存整備工事を経て、江戸時代当時の旅籠への復原を軸に、耐震性にも配慮して改修した。敷地は隣接する脇本陣広場と合わせて1643平方㍍。多目的広場では今後、秋の宮路山もみじ祭りに合わせてのイベントなども検討されている。
 明治天皇を迎えたとされる彫刻や玄関の痕跡や、伝統的な建築技法、格子越しに旧道を見下ろせる2階の座敷など、江戸の風情を堪能できる。昨秋から5回の講座を受けた赤坂宿ボランティアガイド16人が、赤い法被を着て案内。徒歩圏内の地元に住む北條義雄さん(68)は、屋根を支える梁(はり)の構造などを強調しながら「故郷の伝統で、地元の誇りでもある大橋屋を若い世代に伝えていきたい」と話す。
 きょう25日から2日間は甘酒の無料接待、連休に入る27日から3日間は午前10時から午後2時まで呈茶(抹茶・和菓子300円)、27日午前10時からは「音羽華炎」のよさこい演舞などの記念行事が予定される。
(由本裕貴)

 豊川市赤坂町の旧旅籠(はたご)で、建物が市指定文化財となっている新たな観光スポット「大橋屋(旧旅籠鯉屋)」が24日、開館した。記念式典後の正午に一般開放され、初日だけで320人が来場した。
 式典は地元赤坂小学校6年生による和太鼓演奏で幕開け。山脇実市長らが祝辞を述べた後、テープカットが行われた。
 東海道五十三次の宿場町で最後まで営業していた大橋屋は約200年前の築造とされ、市は所有者から買収。約2年間の保存整備工事を経て、江戸時代当時の旅籠への復原を軸に、耐震性にも配慮して改修した。敷地は隣接する脇本陣広場と合わせて1643平方㍍。多目的広場では今後、秋の宮路山もみじ祭りに合わせてのイベントなども検討されている。
 明治天皇を迎えたとされる彫刻や玄関の痕跡や、伝統的な建築技法、格子越しに旧道を見下ろせる2階の座敷など、江戸の風情を堪能できる。昨秋から5回の講座を受けた赤坂宿ボランティアガイド16人が、赤い法被を着て案内。徒歩圏内の地元に住む北條義雄さん(68)は、屋根を支える梁(はり)の構造などを強調しながら「故郷の伝統で、地元の誇りでもある大橋屋を若い世代に伝えていきたい」と話す。
 きょう25日から2日間は甘酒の無料接待、連休に入る27日から3日間は午前10時から午後2時まで呈茶(抹茶・和菓子300円)、27日午前10時からは「音羽華炎」のよさこい演舞などの記念行事が予定される。
(由本裕貴)

初日から多くの人が訪れた大橋屋=豊川市赤坂町で
初日から多くの人が訪れた大橋屋=豊川市赤坂町で
迫力の和太鼓演奏で開館を祝う赤坂小の児童ら=音羽生涯学習会館で
迫力の和太鼓演奏で開館を祝う赤坂小の児童ら=音羽生涯学習会館で

カテゴリー:社会・経済

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