文字の大きさ

豊川出身の一色さん ボートレース蒲郡でデビュー

デビュー戦でスタートする一色さん=ボートレース蒲郡で
デビュー戦でスタートする一色さん=ボートレース蒲郡で
転覆後、レスキュー艇で観衆に頭を下げる一色さん=同
転覆後、レスキュー艇で観衆に頭を下げる一色さん=同
一色凌雅さん=同
一色凌雅さん=同

 豊川市平尾町出身のボートレーサーで、日本モーターボート選手会愛知支部所属の一色凌雅(りょうが)さん(20)が16日、ボートレース蒲郡でのキリンカップでプロデビューを果たした。第2レースで出走したが、最初のターンで転覆。いきなりプロの洗礼を浴びた。
 一色さんは新人御用達のコースと呼ばれる、最も外側を走る6号艇で出走。「一色選手、頑張れ!」の声援が飛ぶ中、スピードを上げて第1ターンに入ったが、船体が横転。水しぶきを上げて転覆してしまった。レスキュー艇に引き上げられた一色さんは、投票してくれたスタンドの観衆に頭を下げ続けた。
 「プロの世界は甘くないと痛感した意味では、いい経験になった」と一色さん。父の雅昭さん(52)は通算1000勝以上を誇る現役選手で、「父(雅昭)を凌駕(=追い抜く)してほしい」と凌雅と命名された。父のような豪快なターンは見せられず、転覆に「(父は)笑ってるんじゃないですか」と自虐的に話したが、「直線では残されたとは感じなかった。平常心を保てば大丈夫だと感じた」と手ごたえをつかんだ。
 中京院中京高校(岐阜)までは野球に打ち込んだ。甲子園でベンチ入りできなかった悔しさを新たな道で晴らそうと、ボートレーサーの道を歩み出した。「単に賭け事じゃなく、スポーツとしての魅力がある。野球やサッカーみたいに、お子さんにも興味を持ってほしい」と願う。
 リタイアとなったデビュー戦後、濡れたエンジンの整備などに励み、一流への経験を積み始めた。「エンジンやプロペラのことなど、まだまだ勉強することばかりです」。まずは、きょう17日の2戦目で完走を目指す。 
(由本裕貴)

 豊川市平尾町出身のボートレーサーで、日本モーターボート選手会愛知支部所属の一色凌雅(りょうが)さん(20)が16日、ボートレース蒲郡でのキリンカップでプロデビューを果たした。第2レースで出走したが、最初のターンで転覆。いきなりプロの洗礼を浴びた。
 一色さんは新人御用達のコースと呼ばれる、最も外側を走る6号艇で出走。「一色選手、頑張れ!」の声援が飛ぶ中、スピードを上げて第1ターンに入ったが、船体が横転。水しぶきを上げて転覆してしまった。レスキュー艇に引き上げられた一色さんは、投票してくれたスタンドの観衆に頭を下げ続けた。
 「プロの世界は甘くないと痛感した意味では、いい経験になった」と一色さん。父の雅昭さん(52)は通算1000勝以上を誇る現役選手で、「父(雅昭)を凌駕(=追い抜く)してほしい」と凌雅と命名された。父のような豪快なターンは見せられず、転覆に「(父は)笑ってるんじゃないですか」と自虐的に話したが、「直線では残されたとは感じなかった。平常心を保てば大丈夫だと感じた」と手ごたえをつかんだ。
 中京院中京高校(岐阜)までは野球に打ち込んだ。甲子園でベンチ入りできなかった悔しさを新たな道で晴らそうと、ボートレーサーの道を歩み出した。「単に賭け事じゃなく、スポーツとしての魅力がある。野球やサッカーみたいに、お子さんにも興味を持ってほしい」と願う。
 リタイアとなったデビュー戦後、濡れたエンジンの整備などに励み、一流への経験を積み始めた。「エンジンやプロペラのことなど、まだまだ勉強することばかりです」。まずは、きょう17日の2戦目で完走を目指す。 
(由本裕貴)

デビュー戦でスタートする一色さん=ボートレース蒲郡で
デビュー戦でスタートする一色さん=ボートレース蒲郡で
転覆後、レスキュー艇で観衆に頭を下げる一色さん=同
転覆後、レスキュー艇で観衆に頭を下げる一色さん=同
一色凌雅さん=同
一色凌雅さん=同

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR