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蒲郡で名鉄西尾・蒲郡線利用促進大会

意見発表する形原中生徒たち=蒲郡市形原町で
意見発表する形原中生徒たち=蒲郡市形原町で

 路線の存続が危ぶまれる名鉄西尾・蒲郡線の利用促進大会が29日、蒲郡市立形原中学校で開かれた。沿線の蒲郡市民でつくる「市民まるごと赤い電車応援団」、西尾市民でつくる「西尾市名鉄西尾・蒲郡線応援団」が共催。住民ら約400人が参加し、沿線の中学、高校の生徒らが進路のために電車運行が必要なことや、永続的な運行を目指すために乗車機会を増やしていくことを申し合わせた。
 存続問題は名鉄蒲郡線(蒲郡-吉良吉田)と同西尾線の一部(吉良吉田-西尾)について乗降客が減っていたことから、2008(平成20)年3月に名鉄が沿線自治体に「一民間事業者として単独で路線維持するのは困難」と話したのがきっかけ。これを受け、沿線の蒲郡、西尾の両市は財政支援をしている。運行は今年度から2020(平成32)年度までの継続が決まっている。
 沿線にある中学、高校の生徒たちが意見発表。蒲郡市形原中の竹内隆貴(2年)小田美侑さん(同)富澤奏君(1年)吉見友伽さん(同)は「生活に欠かせない電車。後輩たちやお年寄りも同じ思いであるため、走り続けてもらうには地域の人の協力が必要」と訴えた。
 西尾中学生徒は、名鉄電車に乗ってラグナシアなどの施設に行けば割引してくれる制度の創設や沿線事業所で従業員らに鉄道を使って通勤してもらうことを要請した。
 応援団で蒲郡の早川次郎副団長は「5年間だけでなく永続的に存続させようではないか」、西尾の颯田洪団長は「沿線にある観光資源を生かして多くの人に乗ってもらえば」とそれぞれ呼びかけた。
(安藤聡)

 路線の存続が危ぶまれる名鉄西尾・蒲郡線の利用促進大会が29日、蒲郡市立形原中学校で開かれた。沿線の蒲郡市民でつくる「市民まるごと赤い電車応援団」、西尾市民でつくる「西尾市名鉄西尾・蒲郡線応援団」が共催。住民ら約400人が参加し、沿線の中学、高校の生徒らが進路のために電車運行が必要なことや、永続的な運行を目指すために乗車機会を増やしていくことを申し合わせた。
 存続問題は名鉄蒲郡線(蒲郡-吉良吉田)と同西尾線の一部(吉良吉田-西尾)について乗降客が減っていたことから、2008(平成20)年3月に名鉄が沿線自治体に「一民間事業者として単独で路線維持するのは困難」と話したのがきっかけ。これを受け、沿線の蒲郡、西尾の両市は財政支援をしている。運行は今年度から2020(平成32)年度までの継続が決まっている。
 沿線にある中学、高校の生徒たちが意見発表。蒲郡市形原中の竹内隆貴(2年)小田美侑さん(同)富澤奏君(1年)吉見友伽さん(同)は「生活に欠かせない電車。後輩たちやお年寄りも同じ思いであるため、走り続けてもらうには地域の人の協力が必要」と訴えた。
 西尾中学生徒は、名鉄電車に乗ってラグナシアなどの施設に行けば割引してくれる制度の創設や沿線事業所で従業員らに鉄道を使って通勤してもらうことを要請した。
 応援団で蒲郡の早川次郎副団長は「5年間だけでなく永続的に存続させようではないか」、西尾の颯田洪団長は「沿線にある観光資源を生かして多くの人に乗ってもらえば」とそれぞれ呼びかけた。
(安藤聡)

意見発表する形原中生徒たち=蒲郡市形原町で
意見発表する形原中生徒たち=蒲郡市形原町で

カテゴリー:社会・経済

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