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ワークショップ進行役育成講座受講生らが豊橋で創作劇披露

演劇を披露する受講生ら=穂の国とよはし芸術劇場で
演劇を披露する受講生ら=穂の国とよはし芸術劇場で

 豊橋文化振興財団が実施しているワークショップのファシリテーター(進行役)養成講座「まちに聞く、考える」の受講者による発表会が29日、穂の国とよはし芸術劇場プラットで開かれた。受講者は、豊橋のまちを取材し「聞き書き」という手法で作った新聞をもとにした演劇を披露した。
 豊橋市内の小学校などに出向いて行う演劇などのワークショップに欠かせない進行役を地域で育てようと、養成講座が始まって3年目。進行役を務める人材を地元で確保し、安定してワークショップができる体制につなげる。
 講座「まちに聞く、考える」は昨年11月から、全11回でスタート。受講者は豊橋のまちを歩き、気になっていた石川繊維資料館の館長、エフエム豊橋のパーソナリティー、牛川の渡船の船頭を取材した。
 発表会では、口癖など取材相手の言葉を忠実に再現する「聞き書き」で書き上げた新聞をもとに創作した演劇を受講者とアシスタントの9人が披露した。
 ガラ紡績の機械が並ぶ石川繊維資料館は「繊維のテーマパーク。展示物が生きている」。エフエムのパーソナリティー渡辺欣生さんのインタビューでは「豊橋で竜巻が起きた夜、ラジオで流れるよっちゃんの声に励まれたと聞き、涙が出るほどうれしかった」-など、セリフと共に取材の様子、取材先と人の魅力などを演技で表現した。鑑賞した同資料館の石川明館長は「よくまとめたね」と感想を話した。
 受講者には、聞き書き、演劇創作の過程を通じて人の話や考えを聴き、まとめる進行役に不可欠な要素、姿勢を学び、ワークショップに必要なスキルを身に付けてもらう狙いがある。また、演劇として発表することで、豊橋の魅力、人を来場者に伝える役割もあった。
 2度目の受講という受講者の女性教諭(36)は「人の良いところを引き出す手法を学び、学校現場で生かしたいと参加。学んだことが生かされていると感じている」と言い、浜松市の女子大生(19)は「否定しない姿勢、受け止めることを学べ、今後に生かしたい」と話した。
 2月18日には、講座の最終回として報告会が午後3時からプラットで開かれる。参加無料。
(中村晋也)

 豊橋文化振興財団が実施しているワークショップのファシリテーター(進行役)養成講座「まちに聞く、考える」の受講者による発表会が29日、穂の国とよはし芸術劇場プラットで開かれた。受講者は、豊橋のまちを取材し「聞き書き」という手法で作った新聞をもとにした演劇を披露した。
 豊橋市内の小学校などに出向いて行う演劇などのワークショップに欠かせない進行役を地域で育てようと、養成講座が始まって3年目。進行役を務める人材を地元で確保し、安定してワークショップができる体制につなげる。
 講座「まちに聞く、考える」は昨年11月から、全11回でスタート。受講者は豊橋のまちを歩き、気になっていた石川繊維資料館の館長、エフエム豊橋のパーソナリティー、牛川の渡船の船頭を取材した。
 発表会では、口癖など取材相手の言葉を忠実に再現する「聞き書き」で書き上げた新聞をもとに創作した演劇を受講者とアシスタントの9人が披露した。
 ガラ紡績の機械が並ぶ石川繊維資料館は「繊維のテーマパーク。展示物が生きている」。エフエムのパーソナリティー渡辺欣生さんのインタビューでは「豊橋で竜巻が起きた夜、ラジオで流れるよっちゃんの声に励まれたと聞き、涙が出るほどうれしかった」-など、セリフと共に取材の様子、取材先と人の魅力などを演技で表現した。鑑賞した同資料館の石川明館長は「よくまとめたね」と感想を話した。
 受講者には、聞き書き、演劇創作の過程を通じて人の話や考えを聴き、まとめる進行役に不可欠な要素、姿勢を学び、ワークショップに必要なスキルを身に付けてもらう狙いがある。また、演劇として発表することで、豊橋の魅力、人を来場者に伝える役割もあった。
 2度目の受講という受講者の女性教諭(36)は「人の良いところを引き出す手法を学び、学校現場で生かしたいと参加。学んだことが生かされていると感じている」と言い、浜松市の女子大生(19)は「否定しない姿勢、受け止めることを学べ、今後に生かしたい」と話した。
 2月18日には、講座の最終回として報告会が午後3時からプラットで開かれる。参加無料。
(中村晋也)

演劇を披露する受講生ら=穂の国とよはし芸術劇場で
演劇を披露する受講生ら=穂の国とよはし芸術劇場で

カテゴリー:社会・経済

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