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「女性の定着が不可欠」東三河人口問題連絡会議を開催

講演する内田氏=東三河総合庁舎で
講演する内田氏=東三河総合庁舎で

 東三河県庁は29日、今年度第1回「東三河人口問題連絡会議」を東三河総合庁舎で開催、県、東三河8市町村、東三河広域連合、有識者ら20人が出席した。
 2014年度からの取り組みで、人口問題を柱に、地方創生に向けた情報共有と意見交換が狙い。
 冒頭、藤戸聡東三河総局長は「十分な意見交換を行い、次期『まち・ひと・しごと創生総合戦略』の策定などに活かしてほしい」とあいさつした。
 その後、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの内田克哉主任研究員が講演を行い、東三河の強みを示すデータを紹介。同地域の1人当たりの所得は都道府県別にみても全国6番目と高く、1人当たり製造品出荷額は全国トップ。その他、15歳未満の子どもが全国5番目の多さである点や待機児童がゼロであることなどを挙げた。
 内田氏は「若年層には、全国的に認知度の高い地元企業があることを知ってもらうことが必要」と話す。また同地域における20~34歳の女性人口比が全国最少であることに触れ「女性の定着が必要。地元で働くワーキングママのモデルケースをSNSで発信するなどの施策が必要」と話した。
 また豊橋技術科学大学の浅野純一郎教授は「東三河としてブランディングするためにロゴを作ってはどうか」と提案した。
 さらに、各市町村は次期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を今年度中に策定することを確認(豊橋市は来年度中)。豊川市の鈴木信弘企画部長は「企業向けにアンケートを取り、民間の役割も検討したい。SDGsの要素も取り入れ、長期的な視点で次期戦略を策定したい」と述べた。
 次回は11月開催予定。それまでに各市町村は次期同戦略の骨子をまとめる見通しだ。
(木村裕貴)

 東三河県庁は29日、今年度第1回「東三河人口問題連絡会議」を東三河総合庁舎で開催、県、東三河8市町村、東三河広域連合、有識者ら20人が出席した。
 2014年度からの取り組みで、人口問題を柱に、地方創生に向けた情報共有と意見交換が狙い。
 冒頭、藤戸聡東三河総局長は「十分な意見交換を行い、次期『まち・ひと・しごと創生総合戦略』の策定などに活かしてほしい」とあいさつした。
 その後、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの内田克哉主任研究員が講演を行い、東三河の強みを示すデータを紹介。同地域の1人当たりの所得は都道府県別にみても全国6番目と高く、1人当たり製造品出荷額は全国トップ。その他、15歳未満の子どもが全国5番目の多さである点や待機児童がゼロであることなどを挙げた。
 内田氏は「若年層には、全国的に認知度の高い地元企業があることを知ってもらうことが必要」と話す。また同地域における20~34歳の女性人口比が全国最少であることに触れ「女性の定着が必要。地元で働くワーキングママのモデルケースをSNSで発信するなどの施策が必要」と話した。
 また豊橋技術科学大学の浅野純一郎教授は「東三河としてブランディングするためにロゴを作ってはどうか」と提案した。
 さらに、各市町村は次期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を今年度中に策定することを確認(豊橋市は来年度中)。豊川市の鈴木信弘企画部長は「企業向けにアンケートを取り、民間の役割も検討したい。SDGsの要素も取り入れ、長期的な視点で次期戦略を策定したい」と述べた。
 次回は11月開催予定。それまでに各市町村は次期同戦略の骨子をまとめる見通しだ。
(木村裕貴)

講演する内田氏=東三河総合庁舎で
講演する内田氏=東三河総合庁舎で

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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