豊橋で気まぐれコンサート

地元の３人が出演した題名のない音楽会

　多くの人たちにクラシック音楽を身近に感じてもらおう－。豊橋市三ノ輪町のＣＡＦＥ＆ＧＡＬＥＲＩＥちろる庵で28日、地元音楽家３人による演奏会「気まぐれコンサートＰｒｅｓｅｎｔｓ　題名のない音楽会」が開かれ、満席の聴衆が美しい旋律に耳を傾けた。
　地元音楽文化の普及や若手音楽家の育成などに尽力する市内の小川惠司さんが事務局を務める「気まぐれコンサート」の主催。同店でのコンサートは昨年９月以来で、前回はピアノとバイオリンとソプラノだったが、今回は「美しい黄金のフルートの調べ」と銘打ち、フルートの尾崎今日子さん、ピアノの山口亜希子さん、バイオリンの井川愛さんが出演した。
　小川さんの進行で、３人は「ソナタ　ト長調　第１楽章」（バッハ）「『アルルの女』より“メヌエット”」（ビゼー）「ノクターン　第２番」（ショパン）「エストレリータ」（ポンセ）「月の光」（ドビュッシー）「ラ・クンパルシータ」（ロドリゲス）「アメリカ小二重奏曲」（ドップラー）など休憩を挟んで、バラエティーに富んだ11曲を次々披露。集まった人たちを力強く伸びやかな音色で魅了し、盛大な拍手を受けていた。
（田中博子）