白熱の新城市内大会高校野球大会

　硬式野球の新城市内大会高校野球大会（つくしんぼうスポレク祭実行委員会主催）が１日、県営新城総合公園野球場で開かれた。市内の県立高校４チーム（新城、新城東、新城東作手、新城有教館）がトーナメントで競い合った。各試合とも熱戦となり、新城が優勝した。有教館はユニホーム姿で初陣を飾り、準優勝した。
　同市内では少子化の影響で新城と新城東が統合され、４月には新城有教館高校が開学した。新城と新城東は来年度は３年生のみとなり、野球部として存続も危ぶまれることから、市内の高校野球熱を絶やさないようにと４チームでの試合が組まれた。
　準決勝では４点を追う新城は９回裏に水谷音稀選手が逆転サヨナラ本塁打を放って新城東に勝利。もう１試合は新城有教館がタイブレーク制となった延長11回に１点を加えて12－11で新城東作手に勝った。
　決勝は新城が６回に一挙６点を加えて８－１とし、７回コールド勝ちした。
　新城有教館は、胸に「有教館」と書かれたユニホーム姿で初めての対外試合。１年生11人がグラウンドで生き生きとした動きを見せた。杉浦聡監督は「タイブレークなど緊迫した場面もあり、貴重な経験ができた」と話した。
（安藤聡）