2019年09月17日(火)  /  本日の予報  曇時々晴  /  最高  31℃   最低  24℃  /  日の出  05:34   日の入  17:55
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宇宙つかってみりん

カテゴリー:特集

宇宙つかってみりん

#宙三河プロジェクト Vol.11
生命の海科学館・山中館長に聞く

 子どもから大人まで、誰でもその手で触り、不思議に満ちた地球を楽しみながら学べるデジタル地球儀「触れる地球」=写真=。東三河で唯一、蒲郡市の「生命(いのち)の海科学館」が常設する。地球をおよそ1000万分の1サイズにした直径1㍍の球体の中には、可視化した宇宙データが詰まっている。宇宙からのマクロな目線で、地球と海、生命の歴史を再発見する面白さを山中敦子館長に聞いてみました。

 ―まず、生命の海科学館について聞かせてください。
 山中館長 本物の隕石や化石に触れて、地球の歴史や生物の移り変わりを学べる科学館です。「海のまち蒲郡」にふさわしく、主に海の歴史、海の誕生や生命の初期進化などをテーマにしています。

 ―目玉展示の一つ「触れる地球」とは?
 山中館長 京都造形芸術大学教授で、Earth Literacy Program代表の竹村真一さんが中心となって開発した直径1mのデジタル地球儀で、宇宙から見た地球の姿が再現されています。過去一年分の雲の動きや地震の発生など、さまざまなデータを地球の上に映し出すことができます。ほぼリアルタイムの雲の様子、地球の温暖化、衛星追跡によって得られた海洋生物の移動の様子、東日本大震災で発生した津波の発生過程もわかります。手で触ると映像が動き、「虫眼鏡ポインタ」を使えば、地球上のいろいろな場所を人工衛星みたいな視点で探索することもできます。

 ―例えば海の生き物たちについて分かることは?
 山中館長 クジラやウミガメなどの移動に、衛星から取得したプランクトンの季節変化と海流のデータを重ね合わせることで、クジラが餌のある方に移動していることが分かりますし、ウミガメと海流の関係も目に見えます。宇宙そのものというよりは、地球を見るための宇宙という感覚ですね。

 ―「触れる」の魅力は?
 山中館長 宇宙から見た視点は大事です。生物を1つ保護しようとしたとき、世界規模で考えないといけない。グローバルにものを考えることが必要な時代に、考え方を示してくれています。
 ―見た目も美しいです。
 山中館長 実はアート作品として作られたもの。アートという人間の文化が宇宙と合わさり、教育に結びついているところも非常に面白いです。ブースの外を出ると、月面から見た地球のように見えます。地球も宇宙では小さく、儚いものだと実感できる、ここから見る景色が好きなんです。

【プロフィール】 「生命(いのち)の海科学館 山中敦子館長
昭和44(1969)年名古屋市生まれ。子どものころは絵本「せいめいのれきし」、科学シ リーズ「ブルーバックス」を読み、宇宙や石に恋焦がれていたインドア少女。信州大学を卒業後、大阪大学大学院、高エネルギー加速器研究機構等を経て、平成27年に館長に就任。 現在では、館長と学芸員を兼務して日々奔走中

#宙三河プロジェクト Vol.11
生命の海科学館・山中館長に聞く

 子どもから大人まで、誰でもその手で触り、不思議に満ちた地球を楽しみながら学べるデジタル地球儀「触れる地球」=写真=。東三河で唯一、蒲郡市の「生命(いのち)の海科学館」が常設する。地球をおよそ1000万分の1サイズにした直径1㍍の球体の中には、可視化した宇宙データが詰まっている。宇宙からのマクロな目線で、地球と海、生命の歴史を再発見する面白さを山中敦子館長に聞いてみました。

 ―まず、生命の海科学館について聞かせてください。
 山中館長 本物の隕石や化石に触れて、地球の歴史や生物の移り変わりを学べる科学館です。「海のまち蒲郡」にふさわしく、主に海の歴史、海の誕生や生命の初期進化などをテーマにしています。

 ―目玉展示の一つ「触れる地球」とは?
 山中館長 京都造形芸術大学教授で、Earth Literacy Program代表の竹村真一さんが中心となって開発した直径1mのデジタル地球儀で、宇宙から見た地球の姿が再現されています。過去一年分の雲の動きや地震の発生など、さまざまなデータを地球の上に映し出すことができます。ほぼリアルタイムの雲の様子、地球の温暖化、衛星追跡によって得られた海洋生物の移動の様子、東日本大震災で発生した津波の発生過程もわかります。手で触ると映像が動き、「虫眼鏡ポインタ」を使えば、地球上のいろいろな場所を人工衛星みたいな視点で探索することもできます。

 ―例えば海の生き物たちについて分かることは?
 山中館長 クジラやウミガメなどの移動に、衛星から取得したプランクトンの季節変化と海流のデータを重ね合わせることで、クジラが餌のある方に移動していることが分かりますし、ウミガメと海流の関係も目に見えます。宇宙そのものというよりは、地球を見るための宇宙という感覚ですね。

 ―「触れる」の魅力は?
 山中館長 宇宙から見た視点は大事です。生物を1つ保護しようとしたとき、世界規模で考えないといけない。グローバルにものを考えることが必要な時代に、考え方を示してくれています。
 ―見た目も美しいです。
 山中館長 実はアート作品として作られたもの。アートという人間の文化が宇宙と合わさり、教育に結びついているところも非常に面白いです。ブースの外を出ると、月面から見た地球のように見えます。地球も宇宙では小さく、儚いものだと実感できる、ここから見る景色が好きなんです。

【プロフィール】 「生命(いのち)の海科学館 山中敦子館長
昭和44(1969)年名古屋市生まれ。子どものころは絵本「せいめいのれきし」、科学シ リーズ「ブルーバックス」を読み、宇宙や石に恋焦がれていたインドア少女。信州大学を卒業後、大阪大学大学院、高エネルギー加速器研究機構等を経て、平成27年に館長に就任。 現在では、館長と学芸員を兼務して日々奔走中

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