ソプラノ歌手・峯島さん 豊橋鷹丘小でコンサート

　豊橋市出身のソプラノ歌手・峯島望美さんによる「うた☆おしばいコンサート　シンデレラ」が３日、同市立鷹丘小学校であり、児童約８００人が一緒に歌ったり、踊ったりして音楽の楽しさに触れた。
　峯島さんは県立時習館高校を卒業後、東京音楽大学、同大学院で学び、ウィーン国立音楽大学（オーストリア）へ留学、13年間のウィーン在住時には数々のコンクールで入賞した実力派。
　今回は「シンデレラ」の物語に、オペラ「魔笛」から「ああ、愛の喜びは露と消え」やミュージカル「マイ・フェア・レディ」の「踊り明かそう」など、名曲を散りばめたコンサートを披露し、峯島さんはのびやかな歌声と豊かな表現力で会場を魅了した。
　劇中では、ミュージカル「メリー・ポピンズ」の「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」を全校児童が踊りながら合唱。峯島さんから、美しい声を出す方法として「目の位置に口があると思って声を出してみて。あとは笑顔で楽しく」のアドバイスを実践しながら、表現する楽しさも体験した。
　魔女や意地悪なお姉さんたち、王子さま役などには同校の教諭６人が出演。児童たちは、舞台に立った先生たちにも熱い声援を送り、会場は大盛り上がりとなった。
　児童を代表して６年の阿部心美さんと中島万結さんは「歌唱力と表現力がすごいと思いました。きょう学んだ歌い方のポイントを思い出して、音楽発表会に生かしたい」と目を輝かせた。
（飯塚雪）