新城市でニューキャッスル・アライアンス20年のパネル展

　新城市など世界にある“新しい城”を意味する都市どうしで取り組む「ニューキャッスル・アライアンス」の20年間の軌跡を紹介するパネル展が10日、同市役所で始まった。展示は第13回自治体国際交流表彰（総務省、自治体国際交流化協会主催）の最高位・総務大臣表彰を受賞したのに合わせて企画した。
　同市は１９９８（平成10）年度から交流事業を始め、２年に一度のペースで加盟都市を会場に会合を行ってきた。昨年10月３－９日には新城文化会館を主会場に第11回目の会合が行われ、イギリス、アメリカ、オーストラリアなど13カ国15都市が参加。各都市の代表者で共同声明を採択した。
　展示しているパネルではこれまでの歩みを説明する年表はじめ、98年の第１回会合で同文化会館の屋外広場にケヤキの木を記念植樹したことや、02年にはアメリカ・ペンシルベニア州ニューキャッスルの公園に記念プレートが掲げられたことなどを紹介している。
　また昨年の第11回会合で参加者がケヤキの木の前で記念撮影したことや、小学生や市民らがもてなした写真も見られる。
　表彰は20年以上続く活動に対して創意と工夫に富んだ事に対して評価され、５月９日に授与された。会場では表彰状も展示している。
　展示は市役所で14日まで、その後は鳳来支所（17－21日）、つくで交流館（24－28日）、新城図書館（７月29日－８月18日）で行われる。
（安藤聡）