猛暑に備え低学年からエアコン設置

蒲郡の全小学校１、２年教室

　蒲郡市は今年度、市内全13小学校の１、２年教室にエアコンを設置した。昨年の猛暑が再びあった場合に備えて低学年教室から実施。残りの小学校３－６年生と７中学校の教室などは来年３月末までに設置する。
　市によると市内の全小中学校（13小学校、７中学校）でのエアコン設置状況は図書室と職員室にあった。教室は扇風機が設置されている。
　市では昨夏の猛暑で全国的に児童が熱中症や熱中症の疑いで調子が悪くなる事例があったことから予算措置を行った。今年６月までに全小学校１、２年生教室を中心に69台のエアコンを設置し、残りの小学３－６年生と全中学校94教室を中心に１４４台を設置する予定とした。
　市教育委員会では６月中旬から10月中旬までの間に各学校で条件を満たした場合に稼働することにしている。
　同市立中央小学校１、２年生の計４クラスにエアコンが設置された。下山和子校長は「児童にとって夏場の暑さは大変な時もある。有効に使いたい」と話した。
　市教委によると市内の小中学校で熱中症により搬送されたのは大人を含めて計４件４人あった。いずれも屋外や図書室で調子が悪くなったという。
（安藤聡）