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考えよう東三河の食と農

東三河の食と農について発表した講演会=プラットで
東三河の食と農について発表した講演会=プラットで

 講演会「東三河の食と農を考える」(東愛知新聞社など後援)が15日、豊橋市穂の国とよはし芸術劇場プラットであった。農家や学生ら約30人が参加し、日本有数の農業地帯・東三河の実情と課題、若者の視点から見た食農環境について、発表や質疑応答を通じて理解を深めた。
 第1部では、「大規模施設園芸の実践とICT(情報通信技術)活用」と題し、イノチオアグリ(豊橋市)の開発部・新間恵太さんが講演。第2部では、ご当地うどん「豊橋カレーうどん」の仕掛け人で同市シティプロモーションアドバイザーの鈴木惠子さんが街づくりの観点から食と農を話し、愛知大学地域政策学部に昨年新設された食農環境コースの学生2人は1年間の学びを振り返った。
 同コース2年の杉浦拓磨さん(20)=碧南市出身=は、ナス農家での研修や農作物栽培などを通じて感じた農業の魅力について説明。「農業に対し、3K(きつい・汚い・危険)のイメージが若者の中で強くなっているが、ICTなどを活用し、生産性の向上や作業の省力化は可能」として「農業の魅力を発信して、若者が新規就農しやすい環境整備に貢献したい」と語った。
 浜松市出身の同コース2年の大津有梨亜さん(19)は、共に農業が盛んな遠州と東三河を比較。果樹や樹木栽培が盛んで副業的農家が多い遠州と、畑作で主業・準主業的農家が多い東三河には豊かな自然環境と充実した設備があり、「観光と農業、市民の生活がうまく調和して発展していくことが重要」と話した。
 講演会は、市民団体「東三河の文化を語る会」(豊田俊充会長)が主催した。
(飯塚雪)

 講演会「東三河の食と農を考える」(東愛知新聞社など後援)が15日、豊橋市穂の国とよはし芸術劇場プラットであった。農家や学生ら約30人が参加し、日本有数の農業地帯・東三河の実情と課題、若者の視点から見た食農環境について、発表や質疑応答を通じて理解を深めた。
 第1部では、「大規模施設園芸の実践とICT(情報通信技術)活用」と題し、イノチオアグリ(豊橋市)の開発部・新間恵太さんが講演。第2部では、ご当地うどん「豊橋カレーうどん」の仕掛け人で同市シティプロモーションアドバイザーの鈴木惠子さんが街づくりの観点から食と農を話し、愛知大学地域政策学部に昨年新設された食農環境コースの学生2人は1年間の学びを振り返った。
 同コース2年の杉浦拓磨さん(20)=碧南市出身=は、ナス農家での研修や農作物栽培などを通じて感じた農業の魅力について説明。「農業に対し、3K(きつい・汚い・危険)のイメージが若者の中で強くなっているが、ICTなどを活用し、生産性の向上や作業の省力化は可能」として「農業の魅力を発信して、若者が新規就農しやすい環境整備に貢献したい」と語った。
 浜松市出身の同コース2年の大津有梨亜さん(19)は、共に農業が盛んな遠州と東三河を比較。果樹や樹木栽培が盛んで副業的農家が多い遠州と、畑作で主業・準主業的農家が多い東三河には豊かな自然環境と充実した設備があり、「観光と農業、市民の生活がうまく調和して発展していくことが重要」と話した。
 講演会は、市民団体「東三河の文化を語る会」(豊田俊充会長)が主催した。
(飯塚雪)

東三河の食と農について発表した講演会=プラットで
東三河の食と農について発表した講演会=プラットで

カテゴリー:社会・経済

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