豊橋にカバ「出目吉」が婿入り

　国内で多くの繁殖実績があるカバ「３代目出目男」の四男「出目吉(でめきち)」(雄、４歳)が、豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)にやって来る。繁殖を目的とした貸借契約「ブリーディングローン」で、雌のサツキ(30歳)とミネ(29歳)の２頭のもとへと婿入りする。
　繁殖力の高い“出目一族”の「出目」の名前を受け継ぐ出目吉は、兵庫県神戸市王子動物園生まれ、同県姫路市動物園育ち。移動は29日を予定し、搬入後は室内プールで姿が見られる。
　出目吉は体長約２・７㍍で、２頭よりもふた回りほど小さいが、「元気に動き回る姿が見られるのでは」とのんほいパーク。
　サツキとミネは高齢だが、繁殖の可能性はあるといい、新たな命の誕生が期待されている。
(飯塚雪)