蒲郡の柏原企業用地に丹羽鉄工所進出へ

　蒲郡市が柏原町地内で造成工事を行っている企業用地に、自動車部品製造の丹羽鉄工所（岡崎市渡町、丹羽良治社長）が進出する。26日の市議会６月定例会で議決を経て正式決定する。
　同市は国道23号蒲郡バイパス蒲郡西インターチェンジ南側に広さ約５・６㌶の用地造成を行っている。分譲は３区画で募集し、昨年12月12日から総合的に評価する公募型プロポーザル方式で行っていた。
　同社はカーエアコン部品や自動車用電子基板の自動車部品および繊維機械部品のほか、治工具などの設計製作を行う。カーエアコン用でガスを圧縮するコンプレッサーシャフト、車載用電子部品の分野では大手メーカーを通して世界的に高いシェアを占めている。
　企業用地で同社は製造拠点として取得しようと３万９００５・53平方㍍を12億８０００万円で契約することにしている。
　一方、残り１区画（広さ２４９０平方㍍）は不調に終わったため、７月１日から再び公募する。
造成工事は２０２０年11月末までに完了し、以後引き渡すことになる。
（安藤聡）