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稲葉蒲郡市長が勇退へ

今期での引退を表明した蒲郡市長の稲葉氏=蒲郡市役所で
今期での引退を表明した蒲郡市長の稲葉氏=蒲郡市役所で

 蒲郡市長の稲葉正吉氏(67)=2期=は27日、任期満了に伴う市長選挙(10月13日告示、同20日投開票)に出馬しない意向を明らかにした。記者会見した稲葉氏は「今後4年間、8万人の命を守る覚悟と信念を集中力、体力、気力に少しでも憂いがあるならば思い切るタイミングだった。潔く引退するべきだと判断した」と理由を述べた。
 稲葉氏は1974(昭和49)年4月に市職員に採用。2004年4月に企画部秘書課長、08年4月から部長級の議会事務局長を経て、2010年4月に副市長に就任。11年10月の市長選に初当選、4年前は無投票で当選した。
 2期7年8カ月の間で思い出に残ったこととして、市と県、トヨタ自動車で海陽町のラグーナ蒲郡を運営していた第3セクター蒲郡海洋開発の解散(2014年)▽人間ドック事業をめぐって訴訟になっていた市医師会との和解(13年)▽市民病院の安定経営(現在)の3つを挙げた。
 決断を迫られた件としては第3セクターの解散時で「県とトヨタ自動車との今後の関係をも考えた。最善の策だった」と振り返った。
 記者団から「やり残したことはありますか」の質問に稲葉氏は「やりきった感でいっぱいです」と答えたものの「国道23号蒲郡バイパスの全線開通を立ち会いたかった」と加えた。
 後継指名については「まだこの人という候補はいない。適任者がいればしていきたい」と話した。
 11月6日の任期までについて「あと4カ月。気を引き締めていきたい」と語った。
 市長選には新人で元新聞販売店社長の鈴木寿明氏(56)が出馬へ意向をを明らかにしている。
(安藤聡)

 蒲郡市長の稲葉正吉氏(67)=2期=は27日、任期満了に伴う市長選挙(10月13日告示、同20日投開票)に出馬しない意向を明らかにした。記者会見した稲葉氏は「今後4年間、8万人の命を守る覚悟と信念を集中力、体力、気力に少しでも憂いがあるならば思い切るタイミングだった。潔く引退するべきだと判断した」と理由を述べた。
 稲葉氏は1974(昭和49)年4月に市職員に採用。2004年4月に企画部秘書課長、08年4月から部長級の議会事務局長を経て、2010年4月に副市長に就任。11年10月の市長選に初当選、4年前は無投票で当選した。
 2期7年8カ月の間で思い出に残ったこととして、市と県、トヨタ自動車で海陽町のラグーナ蒲郡を運営していた第3セクター蒲郡海洋開発の解散(2014年)▽人間ドック事業をめぐって訴訟になっていた市医師会との和解(13年)▽市民病院の安定経営(現在)の3つを挙げた。
 決断を迫られた件としては第3セクターの解散時で「県とトヨタ自動車との今後の関係をも考えた。最善の策だった」と振り返った。
 記者団から「やり残したことはありますか」の質問に稲葉氏は「やりきった感でいっぱいです」と答えたものの「国道23号蒲郡バイパスの全線開通を立ち会いたかった」と加えた。
 後継指名については「まだこの人という候補はいない。適任者がいればしていきたい」と話した。
 11月6日の任期までについて「あと4カ月。気を引き締めていきたい」と語った。
 市長選には新人で元新聞販売店社長の鈴木寿明氏(56)が出馬へ意向をを明らかにしている。
(安藤聡)

今期での引退を表明した蒲郡市長の稲葉氏=蒲郡市役所で
今期での引退を表明した蒲郡市長の稲葉氏=蒲郡市役所で

カテゴリー:政治・行政

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