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豊橋のウッドクラフト・ゴトウ 2回目の内閣総理大臣賞

受賞作品の前で賞状を持つ後藤さん親子=ウッドクラフト・ゴトウで
受賞作品の前で賞状を持つ後藤さん親子=ウッドクラフト・ゴトウで

 襖(ふすま)などの装飾に使う、小さな木片を組み合わせてデザインする「組子細工」の技術に優れた「ウッドクラフト・ゴトウ」(豊橋市石巻西川町)が、第53回全国建具展示会(6月14・15日、名古屋国際会議場)で大賞の内閣総理大臣賞を受賞した。受賞作品は「ステンドグラス組子戸」。5年前に続く2回目の受賞で、製作した後藤孝雄さん、純文さん親子は「まさか受賞できるとは思っていなかった。とてもうれしい」と話す。
 この組子戸は、静岡県にある可睡斎ゆり園の経営者宅に、同社が納入したもの。本来は2枚だが、建具展示会に出品するため、新たに2枚を加えた。
 美しい色彩のステンドグラスを、DNAの二重らせん構造のようなデザインにして、組子戸にはめこんだ。これまでの総理大臣賞は、純和風の雄大な風景など絵画のような作品が受賞するケースが大半で、デザイン性を重視した作品の受賞に関係者も驚いたという。
 デザインは孝雄さん、製作は純文さんが主に担当した。2人は「デザインを重視した作品で受賞することができ、時代の変化を感じるとともに、組子戸の新たな可能性も感じました。賞を励みに、さらに良いものをつくり、お客さんに喜んでいただきたい」と話していた。
(竹下貴信)

 襖(ふすま)などの装飾に使う、小さな木片を組み合わせてデザインする「組子細工」の技術に優れた「ウッドクラフト・ゴトウ」(豊橋市石巻西川町)が、第53回全国建具展示会(6月14・15日、名古屋国際会議場)で大賞の内閣総理大臣賞を受賞した。受賞作品は「ステンドグラス組子戸」。5年前に続く2回目の受賞で、製作した後藤孝雄さん、純文さん親子は「まさか受賞できるとは思っていなかった。とてもうれしい」と話す。
 この組子戸は、静岡県にある可睡斎ゆり園の経営者宅に、同社が納入したもの。本来は2枚だが、建具展示会に出品するため、新たに2枚を加えた。
 美しい色彩のステンドグラスを、DNAの二重らせん構造のようなデザインにして、組子戸にはめこんだ。これまでの総理大臣賞は、純和風の雄大な風景など絵画のような作品が受賞するケースが大半で、デザイン性を重視した作品の受賞に関係者も驚いたという。
 デザインは孝雄さん、製作は純文さんが主に担当した。2人は「デザインを重視した作品で受賞することができ、時代の変化を感じるとともに、組子戸の新たな可能性も感じました。賞を励みに、さらに良いものをつくり、お客さんに喜んでいただきたい」と話していた。
(竹下貴信)

受賞作品の前で賞状を持つ後藤さん親子=ウッドクラフト・ゴトウで
受賞作品の前で賞状を持つ後藤さん親子=ウッドクラフト・ゴトウで

カテゴリー:社会・経済

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