ほろ苦デビュー戦

豊橋ガールズケイリンで地元出身の鈴木選手

　豊橋競輪などが女子選手育成として実施している「豊橋ガールズケイリン育成プロジェクト」（Ｔ－ＧＵＰ）の５期生、新城市出身の鈴木樹里選手（19）が10日、地元・豊橋競輪場でデビューした。日本競輪学校の卒業記念レースで優勝、「クイーン」の称号が与えられ、注目のレースとなったが、６着と振るわなかった。
　10日から12日まで行われるナイターレースで、この日は第７レースのガールズケイリンに登場。一番人気となった。
　観客席には友人らも駆けつけ、「樹里、応援しているぞ」「頑張れ」と声援が飛び交った。「応援の声はすごく聞こえた」という鈴木選手だったが、７車立てで６着、力を発揮できなかった。
　レース後、鈴木選手は「緊張はしなかったんですが」と話し、「あした、頑張ります」と11日のレースに向けて気持ちを切り替えていた。
　鈴木選手は私立桜丘高校（豊橋市）卒業。Ｔ－ＧＵＰで練習を積み、日本競輪学校の入学試験に合格し、昨年５月に入校した。卒業記念レースは１年間の集大成となり、今年３月18、19両日に静岡県伊東市の伊東温泉競輪場で開かれた。女子は21人が出場し、鈴木選手が優勝を飾った。
(中村晋也）