全国定時制通信制体育大会へ豊橋高生徒決意

　豊橋市立豊橋高校（丸﨑恵子校長）は、東京都や千葉県で８月に開かれる全国高校定時制通信制体育大会の３競技に出場する生徒と校長、顧問らが同市役所を訪れ、佐原光一市長に意気込みを語った。
　生徒たちは、陸上部２年の南端鴻さんと疋田光さん、山内未来さん、１年のイマユキマサヒロさん、長岡せなさん、ソフトテニス部２年の市丸夕菜さん、１年の老平明日香さん、柔道部１年のパノピオアニーさん。愛知県予選を勝ち抜き、出場権を獲得した。
　市丸さんは高校入学後、ソフトテニスを始め、毎日コツコツ練習して実力がつき「目標にしていた全国大会に初出場するので、まず１回戦を突破したい」と話し、市丸さんとダブルスでペアを組む老平さんも「大会を精いっぱい頑張りたい」と目標を述べた。
　同校から７年ぶりとなる柔道女子個人に出場するパノピオさんは父親が中国人で、母親がフィリピン人。小学６年の時に来日し、日本語も堪能だが「中国語と日本語が一番苦手」という。自宅では、英語とタガログ語を話し、ユーチューブで英語の字幕ドラマを見て韓国語、スペイン語、タイ語も習得。佐原市長と語学習得の話も弾み、和やかなひと時となった。
　佐原市長は「湿度だけでなく、気温も高くなる。絶対に熱中症にならないよう食べ物にも気を付けて、最高のコンディションで出場してほしい。新たな友達もつくって、有意義に過ごしてください」と激励した。
（小島幸子）