教育や文化活動を助成

７団体と個人２人を決定、豊橋で授与式

　神野教育財団（神野吾郎理事長）は30日、豊橋市駅前大通のホテルアークリッシュ豊橋で２０１９年度教育・文化活動助成決定通知書の授与式を行った。
　東三河地区を基盤として、学校教育活動、または社会教育活動、文化活動を行っている個人や団体が来年３月末までに行う活動に対して助成。14件の応募のうち９件（７団体、個人２人）を採択し、総額１６１万７６７６円を助成する。
　式では、神野理事長が「小さな財団だが、78年間助成事業を行っている。人を育てることがすべての社会に対する源。研究や取り組み、夢を達成する小さな機会になれば」と述べ、代表者に決定通知書を手渡した。
　奨学生２人と大学院生海外研修助成対象者３人にも通知書を手渡した。
　助成を受けた団体、個人が、活動内容について説明する時間も設けられた。
　助成対象者の皆さんと内容は次の通り。
　ひとすじの会「『神野新田物語』第１話（新田の完成）ＤＶＤの小中学校及び高等学校への寄贈」▽豊橋ユースオーケストラ「豊橋ユースオーケストラ第20回記念定期演奏会」▽愛知大学印南敏秀ゼミ「奥三河の伝統的な里山と生活文化を継承するためのハチ（ヘボ）追い調査」▽小林孝壽「『昭和からの景観・行事・学習映像』アーカイブ～デジタル化で子ども・教師・市民に橋渡し」▽笹木りゆこ「東三河地域における医療的ケアを要する在宅療養児の家族への災害支援の検討～災害避難行動の意識向上と対処行動能力の獲得に向けた研修効果～」▽愛知県立豊橋特別支援学校「笑顔いっぱいの学校づくり　たかしの祭り～みんなで楽しもう！光と音のファンタジー～」▽豊橋中央高等学校「リヤカーボランティア」▽たはらサンドアート実行委員会「ふるさと学習～秋の大交流会～（障害者人権擁護推進事業・子供達の居場所づくり）」▽豊橋まちなか公共空間活用学生実行委員会「奥三河木材ストリートファニチャーを用いたまちなか公共空間活用」
（小島幸子）