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イオンモール進出予定地 豊川市が6日に用途変更審議

解体工事が行われているスズキ跡地=豊川市白鳥町で
解体工事が行われているスズキ跡地=豊川市白鳥町で

 豊川市は6日、市役所で今年度第1回目の都市計画審議会を開く。大型商業施設イオンモールが進出予定の八幡地区について、出店が可能となる地域への用途変更が、約半年の延期を経てようやく審議される。県知事との協議を経て9月中に変更が決まれば、事実上イオンモール進出が正式に決定する。
 市はスズキと日立が撤退した「工業専用地域」となっているエリアの用途を変える方針。イオンモールが出店する約16・2㌶のスズキ跡地を「近隣商業地域」に、新文化会館や住宅街を整備する約7・8㌶の日立跡地は、公共施設や住宅の立地が進めやすい「準工業地域」に変更する。
 これら変更案に関して市は2月に住民説明会を開き、4~5月に計画を縦覧。寄せられた意見を踏まえ、有識者や関係団体による委員が最終審議に入る。当初は今年1月に審議会を開く予定だったが、住民からも要望があった計画地周辺での交通対策などで半年以上も先延ばしになっていた。
 地元商店街などの商業関係者からはイオンモール進出による顧客減少などの影響を心配する声が上がるが、市は最大4000人の新規雇用や交流人口の増加の観点から用途地域の変更に踏み切りたい構え。あくまで民間企業のスズキとイオンモールの土地の取引を、市が用途変更という形で“仲介”することになるが、商業関係者や市医師会などは近隣に市民病院があることも踏まえ、市に用途変更の取りやめを求めていた。
 計画地では現在、スズキ工場の撤去が行われており、用途変更後の今年度下期にもイオンモール側に引き渡され、来年度後半から建設工事を開始。早くて2022(令和4)年秋の開業を目指している。地上5階建ての延床面積約19万1000平方㍍で建設予定で、売り場面積に限れば国内最大級の約10万2000平方㍍となる見通し。
(由本裕貴)

 豊川市は6日、市役所で今年度第1回目の都市計画審議会を開く。大型商業施設イオンモールが進出予定の八幡地区について、出店が可能となる地域への用途変更が、約半年の延期を経てようやく審議される。県知事との協議を経て9月中に変更が決まれば、事実上イオンモール進出が正式に決定する。
 市はスズキと日立が撤退した「工業専用地域」となっているエリアの用途を変える方針。イオンモールが出店する約16・2㌶のスズキ跡地を「近隣商業地域」に、新文化会館や住宅街を整備する約7・8㌶の日立跡地は、公共施設や住宅の立地が進めやすい「準工業地域」に変更する。
 これら変更案に関して市は2月に住民説明会を開き、4~5月に計画を縦覧。寄せられた意見を踏まえ、有識者や関係団体による委員が最終審議に入る。当初は今年1月に審議会を開く予定だったが、住民からも要望があった計画地周辺での交通対策などで半年以上も先延ばしになっていた。
 地元商店街などの商業関係者からはイオンモール進出による顧客減少などの影響を心配する声が上がるが、市は最大4000人の新規雇用や交流人口の増加の観点から用途地域の変更に踏み切りたい構え。あくまで民間企業のスズキとイオンモールの土地の取引を、市が用途変更という形で“仲介”することになるが、商業関係者や市医師会などは近隣に市民病院があることも踏まえ、市に用途変更の取りやめを求めていた。
 計画地では現在、スズキ工場の撤去が行われており、用途変更後の今年度下期にもイオンモール側に引き渡され、来年度後半から建設工事を開始。早くて2022(令和4)年秋の開業を目指している。地上5階建ての延床面積約19万1000平方㍍で建設予定で、売り場面積に限れば国内最大級の約10万2000平方㍍となる見通し。
(由本裕貴)

解体工事が行われているスズキ跡地=豊川市白鳥町で
解体工事が行われているスズキ跡地=豊川市白鳥町で

カテゴリー:政治・行政

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