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学校に通えない子ども支援 豊橋市が分身ロボット導入

豊橋市が導入の分身ロボット「OriHime」=同市役所で
豊橋市が導入の分身ロボット「OriHime」=同市役所で

 入院や不登校などで学校に通えない小・中学生の学習支援や心のサポートとして、豊橋市は分身ロボットを導入し、9月から使用する。教室にロボットを置き、インターネットを通し、手元のタブレット端末で授業に参加したり、友達と会話をしたりすることができ、離れた場所でも学校、教室にいる環境ができるという。
 ロボットは、身体的問題や距離をコミュニケーションテクノロジーの研究開発で克服しようと、製品を提供している会社、オリィ研究所(東京)の分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」(高さ23㌢)。
 同市は、ロボットとタブレット端末などの1セットをリース(月額3万円)で導入した。東海3県の公立小・中学校で初めて。
 市民病院の院内学級(小・中学生2人)や、学校に通えない市内の小・中学生の適応指導教室「とよはしほっとプラザ」3カ所・15人ほど)の子どもたちのために使う。
 ロボットは教室内に置き、タブレット端末はそこで行われている授業などを画面に映し出し、音声も聞こえる。手にした子どもは画面に触れ、うなづいたり、手を挙げたりする七つの動作が可能で、その場にいるような環境ができる。自身の顔は映らないが、教室にいる友達の顔を画面で見られ、コミュニケーションも取れる。
 孤独感が和らげられ、市教育委員会の担当者は「安心して使え、効果を上げられると思う」と話す。
 佐原光一市長も「間接的でも友人や仲間といられる環境をつくることが、その子にとって大きな意味があると信じている。どんな効果があるのか見たい」と述べた。
(中村晋也)

 入院や不登校などで学校に通えない小・中学生の学習支援や心のサポートとして、豊橋市は分身ロボットを導入し、9月から使用する。教室にロボットを置き、インターネットを通し、手元のタブレット端末で授業に参加したり、友達と会話をしたりすることができ、離れた場所でも学校、教室にいる環境ができるという。
 ロボットは、身体的問題や距離をコミュニケーションテクノロジーの研究開発で克服しようと、製品を提供している会社、オリィ研究所(東京)の分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」(高さ23㌢)。
 同市は、ロボットとタブレット端末などの1セットをリース(月額3万円)で導入した。東海3県の公立小・中学校で初めて。
 市民病院の院内学級(小・中学生2人)や、学校に通えない市内の小・中学生の適応指導教室「とよはしほっとプラザ」3カ所・15人ほど)の子どもたちのために使う。
 ロボットは教室内に置き、タブレット端末はそこで行われている授業などを画面に映し出し、音声も聞こえる。手にした子どもは画面に触れ、うなづいたり、手を挙げたりする七つの動作が可能で、その場にいるような環境ができる。自身の顔は映らないが、教室にいる友達の顔を画面で見られ、コミュニケーションも取れる。
 孤独感が和らげられ、市教育委員会の担当者は「安心して使え、効果を上げられると思う」と話す。
 佐原光一市長も「間接的でも友人や仲間といられる環境をつくることが、その子にとって大きな意味があると信じている。どんな効果があるのか見たい」と述べた。
(中村晋也)

豊橋市が導入の分身ロボット「OriHime」=同市役所で
豊橋市が導入の分身ロボット「OriHime」=同市役所で

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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