韓国のバレエダンサーら豊橋の金田副市長と懇談

　日本、韓国のバレエ教室に通う生徒らが出演する日韓合同バレエコンサート「ドン・キホーテ」が１４日午後３時から、穂の国とよはし芸術劇場「プラット」で開催されるのを前に、韓国人出演者らが１３日、豊橋市役所を表敬訪問し、金田英樹副市長と懇談した。
　韓国から出演する現地のバレエ教室に通う中高生８人と先生４人とともに、ＹＭバレエカンパニー（豊橋市）の松井代志子代表、東京シティバレエ団の韓国人ダンサー、チョ・ミンヨンさんが表敬した。
　金田副市長は「日韓合同バレエコンサートは、今回初めての試みと聞きました。それを地方都市の豊橋で開催してくれ、とてもうれしく思います」と感謝し、「日韓関係が冷え込む時期だからこそ、このような文化交流はとても大切です。素晴らしいコンサートを期待しています」と激励した。
　韓国から訪れ、コンサートに出演するチョ・ヨンソさんは「来日するまでは心配していましたが、来てみたら皆さんが温かく迎えてくれました。本番では自然体で踊りたい」と意気込みを語った。
　コンサートは、豊橋や浜松でバレエコンクールなどを開催し、韓国のバレエ教室との交流も深い「クリエバレエ企画」（豊橋市多米西町、松井晴雄社長）が、日韓の文化交流になればと初めて開催。国内からもＹＭバレエをはじめ、関西、四国、東海などのバレエ教室の生徒らが出演する。東京シティバレエ団などのダンサーもゲストに迎える。当日券は３０００円。
（竹下貴信）