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24日に最後の「豊川手筒まつり」

(左から)松倉良美さん、明日香さん親子と勝野さん=若宮八幡神社で
(左から)松倉良美さん、明日香さん親子と勝野さん=若宮八幡神社で
小林正幸さん㊧と明さん親子=同
小林正幸さん㊧と明さん親子=同

 「第32回豊川手筒まつり」(豊川市民まつり協議会、豊川手筒まつり実行委員会主催)が24日夜、市野球場で開かれる。今年で最後を迎える大会では、家族と共に手筒煙火を披露する“共煙”に臨む祭り男、祭り女たちがいる。
 平成の時代を彩ってきた豊川の晩夏の風物詩が、32年の歴史に幕を下ろす。長年、大会に関わってきた地元の人たちにとっても特別な思いで臨む大会となりそうだ。
 午後6時37分ごろからの第7ステージで登場する一宮東部連区は、旧一宮町と市の合併を機に参加して今年で14回目。若宮八幡神社(上長山町)の手筒煙火奉納団体「有志会」のメンバーが中心だ。毎年春の同神社での祭礼と同様、家族ぐるみで手筒を放揚する。
 松倉明日香さん(34)は父・良美さん(65)と親子で放揚。「初めて隣に並んで揚げるので、恥ずかしいけど最後にふさわしい日になれば」と意気込む。松倉さんのはとこに当たる勝野鮎実さん(30)=豊橋市=も、父・眞吾さんと迎える晴れ舞台に「楽しく揚げられたら」と見据える。
 小林明さん(70)は、息子の正幸さん(44)、孫の真(まこと)さん(24)と親子3代での“共煙”に「楽しみであり、これが最後という寂しさもある。とにかく、けがなく無事に終えて、いい思い出にしたい」と意気込む。
 豊川手筒まつりは終わるが、各地域での祭礼はこれからも続く。一宮東部連区の手筒煙火責任者・前川正利さんは「手筒まつりの火は消えても、私たち団体の火は絶やさず、家族ぐるみの参加者のようにつないで地域を盛り上げたい。令和生まれの子が仲間になる日は遠い話ではないので、法令、条例を遵守して安全に努めて継続し、子どもたちが憧れるような団体として活動していきたい」と話す。小林さんの孫・真さんは来年1月に父親になる予定で、いずれは親子4代の“共煙”が実現するかもしれない。
(由本裕貴)

 「第32回豊川手筒まつり」(豊川市民まつり協議会、豊川手筒まつり実行委員会主催)が24日夜、市野球場で開かれる。今年で最後を迎える大会では、家族と共に手筒煙火を披露する“共煙”に臨む祭り男、祭り女たちがいる。
 平成の時代を彩ってきた豊川の晩夏の風物詩が、32年の歴史に幕を下ろす。長年、大会に関わってきた地元の人たちにとっても特別な思いで臨む大会となりそうだ。
 午後6時37分ごろからの第7ステージで登場する一宮東部連区は、旧一宮町と市の合併を機に参加して今年で14回目。若宮八幡神社(上長山町)の手筒煙火奉納団体「有志会」のメンバーが中心だ。毎年春の同神社での祭礼と同様、家族ぐるみで手筒を放揚する。
 松倉明日香さん(34)は父・良美さん(65)と親子で放揚。「初めて隣に並んで揚げるので、恥ずかしいけど最後にふさわしい日になれば」と意気込む。松倉さんのはとこに当たる勝野鮎実さん(30)=豊橋市=も、父・眞吾さんと迎える晴れ舞台に「楽しく揚げられたら」と見据える。
 小林明さん(70)は、息子の正幸さん(44)、孫の真(まこと)さん(24)と親子3代での“共煙”に「楽しみであり、これが最後という寂しさもある。とにかく、けがなく無事に終えて、いい思い出にしたい」と意気込む。
 豊川手筒まつりは終わるが、各地域での祭礼はこれからも続く。一宮東部連区の手筒煙火責任者・前川正利さんは「手筒まつりの火は消えても、私たち団体の火は絶やさず、家族ぐるみの参加者のようにつないで地域を盛り上げたい。令和生まれの子が仲間になる日は遠い話ではないので、法令、条例を遵守して安全に努めて継続し、子どもたちが憧れるような団体として活動していきたい」と話す。小林さんの孫・真さんは来年1月に父親になる予定で、いずれは親子4代の“共煙”が実現するかもしれない。
(由本裕貴)

(左から)松倉良美さん、明日香さん親子と勝野さん=若宮八幡神社で
(左から)松倉良美さん、明日香さん親子と勝野さん=若宮八幡神社で
小林正幸さん㊧と明さん親子=同
小林正幸さん㊧と明さん親子=同

カテゴリー:社会・経済 / イベント

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