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豊川市長選 中村氏が出馬表明

市長選へ出馬を表明する中村氏=豊川市役所で
市長選へ出馬を表明する中村氏=豊川市役所で

 豊川市在住の元高校教諭・中村優子さん(71)=無所属=が27日、市役所で会見し、任期満了に伴う市長選(9月29日告示・10月6日投開票)への出馬を表明した。4年前の前回市長選に続く立候補で、今回も共産などの推薦を受けて出馬。市プールの存続を主な争点に掲げた。
 9月1日の営業日を最後に、今夏で廃止される市プール。中村氏は利用者らから募った署名やアンケートから「なくさないでほしいという声が多い。利用者の声をしっかり聞いて決めるべきだ」と感じ、「市は結論ありきで、市民の声を取り入れることに欠けている。このままでは独裁的な市政になってしまう」と7月末に出馬を決めた。
 市政への違和感は、八幡地区への大型商業施設イオンモール誘致や新文化会館の建設計画からも感じている。イオンモールについては「影響などをもっと調査すべきで、まだ誘致を決定する段階ではない」。文化会館には「稼働率の高い旧宝飯郡4町の文化会館を残すべき」と主張。イオンモール誘致などを進める前副市長の竹本幸夫氏(65)のみが出馬を表明している現状に「このまま無投票になってしまっては、市民が何も考えないことになってしまう」と使命感から立ち上がった。
 前回2015(平成27)年秋の市長選に出馬した際は、国内が安保法案に揺れていたこともあり「安保法制反対」を公約に掲げた。平和への思いは変わらず訴え続ける。「平和をより発信できる豊川市にしていきたい。私が市長になったら、政府に核兵器禁止条約への批准をお願いしたい」と意気込んだ。
 また、「お金を使わずに教育を受けられることこそが民主主義。親の収入に左右されずに教育を受けられる施策を目指す」と、学校給食費や高校生までの医療費の無料化も公約に掲げた。
(由本裕貴)

 豊川市在住の元高校教諭・中村優子さん(71)=無所属=が27日、市役所で会見し、任期満了に伴う市長選(9月29日告示・10月6日投開票)への出馬を表明した。4年前の前回市長選に続く立候補で、今回も共産などの推薦を受けて出馬。市プールの存続を主な争点に掲げた。
 9月1日の営業日を最後に、今夏で廃止される市プール。中村氏は利用者らから募った署名やアンケートから「なくさないでほしいという声が多い。利用者の声をしっかり聞いて決めるべきだ」と感じ、「市は結論ありきで、市民の声を取り入れることに欠けている。このままでは独裁的な市政になってしまう」と7月末に出馬を決めた。
 市政への違和感は、八幡地区への大型商業施設イオンモール誘致や新文化会館の建設計画からも感じている。イオンモールについては「影響などをもっと調査すべきで、まだ誘致を決定する段階ではない」。文化会館には「稼働率の高い旧宝飯郡4町の文化会館を残すべき」と主張。イオンモール誘致などを進める前副市長の竹本幸夫氏(65)のみが出馬を表明している現状に「このまま無投票になってしまっては、市民が何も考えないことになってしまう」と使命感から立ち上がった。
 前回2015(平成27)年秋の市長選に出馬した際は、国内が安保法案に揺れていたこともあり「安保法制反対」を公約に掲げた。平和への思いは変わらず訴え続ける。「平和をより発信できる豊川市にしていきたい。私が市長になったら、政府に核兵器禁止条約への批准をお願いしたい」と意気込んだ。
 また、「お金を使わずに教育を受けられることこそが民主主義。親の収入に左右されずに教育を受けられる施策を目指す」と、学校給食費や高校生までの医療費の無料化も公約に掲げた。
(由本裕貴)

市長選へ出馬を表明する中村氏=豊川市役所で
市長選へ出馬を表明する中村氏=豊川市役所で

カテゴリー:政治・行政

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