桜丘高生物部が調査作成した「朝倉川生き物図鑑」寄贈
市内の小・中学校で教材として活用してもらおうと、豊橋市の桜丘高校生物部は6日、調査結果をまとめたリーフレット「朝倉川生き物図鑑」2200部を市教育委員会へ寄贈した。
リーフレットは、学校近くを流れる朝倉川で採集したニホンウナギ(国絶滅危惧ⅠB類)やブルーギル(特定外来生物)などの生物を写真で紹介。中には、東三河の自然界で初めて発見された水草のアサザ(国準絶滅危惧種)もあり、多様な生態系を示す貴重な資料となっている。
約2年の歳月をかけ今年1月上旬に完成、5000部を刷った。
調査は春から秋にかけ行われ、部員やOBが上・中・下流に分かれて網を使い、魚類や爬虫(はちゅう)類、甲殻類を30種類以上も採集した。
市役所であった贈呈式では、部員6人と顧問の鈴木順久教諭(48)が山西正泰教育長にリーフレットを手渡した。
鈴木教諭は「朝倉川は生物多様性にあふれた豊橋の宝」と語り、山西教育長は「生物の好きな子どもが育つよう活用したい」と感謝した。
同校2年で部長の蒲野健一さん(17)は「身近にたくさんの生物がいることを知ると共に、ごみのポイ捨てをしないなど、子どもも大人も環境保全に興味を持つきっかけになれば」と話していた。
リーフレットは市内の小・中学校計74校や理科教諭らに配られる。市自然史博物館(豊橋総合動植物公園内)や桜丘高校事務所などでも手に入る。
(飯塚雪)
市内の小・中学校で教材として活用してもらおうと、豊橋市の桜丘高校生物部は6日、調査結果をまとめたリーフレット「朝倉川生き物図鑑」2200部を市教育委員会へ寄贈した。
リーフレットは、学校近くを流れる朝倉川で採集したニホンウナギ(国絶滅危惧ⅠB類)やブルーギル(特定外来生物)などの生物を写真で紹介。中には、東三河の自然界で初めて発見された水草のアサザ(国準絶滅危惧種)もあり、多様な生態系を示す貴重な資料となっている。
約2年の歳月をかけ今年1月上旬に完成、5000部を刷った。
調査は春から秋にかけ行われ、部員やOBが上・中・下流に分かれて網を使い、魚類や爬虫(はちゅう)類、甲殻類を30種類以上も採集した。
市役所であった贈呈式では、部員6人と顧問の鈴木順久教諭(48)が山西正泰教育長にリーフレットを手渡した。
鈴木教諭は「朝倉川は生物多様性にあふれた豊橋の宝」と語り、山西教育長は「生物の好きな子どもが育つよう活用したい」と感謝した。
同校2年で部長の蒲野健一さん(17)は「身近にたくさんの生物がいることを知ると共に、ごみのポイ捨てをしないなど、子どもも大人も環境保全に興味を持つきっかけになれば」と話していた。
リーフレットは市内の小・中学校計74校や理科教諭らに配られる。市自然史博物館(豊橋総合動植物公園内)や桜丘高校事務所などでも手に入る。
(飯塚雪)