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国道23号BP・豊沢トンネル貫通式

貫通した豊沢トンネル内で鏡割りに臨む出席者=豊川市御津町で
貫通した豊沢トンネル内で鏡割りに臨む出席者=豊川市御津町で

 国道23号・蒲郡バイバス(BP)で未開通となっている東部区間(約9・1㌔)で、豊沢トンネル(仮称)の貫通式が31日、豊川市御津町のトンネル内で行われた。未開通区間ではこれで3本のトンネルがすべて完成したことになり、「名豊道路」の全線開通へ一歩近付いた。
 御津町豊沢の御津高校や東三河ふるさと公園付近を通る豊沢トンネルは延長336㍍。2017(平成29)年10月から掘削を開始したが、地盤が緩く崩落の危険性があり、19カ月のうち約8カ月は掘削方法の変更などで中断を余儀なくされていた。苦難を乗り越えての完成に、工事を担当した戸田建設名古屋支社の山田裕之さんは「さまざまな技術を駆使し、粘り強く完成につなげてくれた関係各社に感謝したい」と話した。
 整備が進む豊川為当インターチェンジ(IC)~蒲郡ICの未開通区間では、すでに蒲郡市側で五井トンネル(299㍍)と国坂トンネル(678㍍)が完成。これでトンネルはすべて貫通し、全線開通に向けて橋梁や道路、金野IC(仮称)の整備を残すのみとなった。交渉が難航する用地取得も、土地収用法の適用が決まっている。
 蒲郡BPが完成すれば、豊橋市から名古屋圏までを信号なしの1本の道で接続する総延長約72㌔の「名豊道路」が誕生する。国交省中部地方整備局の勢田昌功局長は「BP完成へ大きな一歩と実感している。一日も早い全線開通へ事業を進めたい」と意気込んだ。
 式典には豊川市の山脇実市長や三河地方選出の議員をはじめ、工事関係者や地元町民ら60人以上が出席。通り初めの儀や鏡割り、地元の御津町赤根に伝わる獅子舞神楽などが披露され、記念の日を祝福した。
(由本裕貴)

 国道23号・蒲郡バイバス(BP)で未開通となっている東部区間(約9・1㌔)で、豊沢トンネル(仮称)の貫通式が31日、豊川市御津町のトンネル内で行われた。未開通区間ではこれで3本のトンネルがすべて完成したことになり、「名豊道路」の全線開通へ一歩近付いた。
 御津町豊沢の御津高校や東三河ふるさと公園付近を通る豊沢トンネルは延長336㍍。2017(平成29)年10月から掘削を開始したが、地盤が緩く崩落の危険性があり、19カ月のうち約8カ月は掘削方法の変更などで中断を余儀なくされていた。苦難を乗り越えての完成に、工事を担当した戸田建設名古屋支社の山田裕之さんは「さまざまな技術を駆使し、粘り強く完成につなげてくれた関係各社に感謝したい」と話した。
 整備が進む豊川為当インターチェンジ(IC)~蒲郡ICの未開通区間では、すでに蒲郡市側で五井トンネル(299㍍)と国坂トンネル(678㍍)が完成。これでトンネルはすべて貫通し、全線開通に向けて橋梁や道路、金野IC(仮称)の整備を残すのみとなった。交渉が難航する用地取得も、土地収用法の適用が決まっている。
 蒲郡BPが完成すれば、豊橋市から名古屋圏までを信号なしの1本の道で接続する総延長約72㌔の「名豊道路」が誕生する。国交省中部地方整備局の勢田昌功局長は「BP完成へ大きな一歩と実感している。一日も早い全線開通へ事業を進めたい」と意気込んだ。
 式典には豊川市の山脇実市長や三河地方選出の議員をはじめ、工事関係者や地元町民ら60人以上が出席。通り初めの儀や鏡割り、地元の御津町赤根に伝わる獅子舞神楽などが披露され、記念の日を祝福した。
(由本裕貴)

貫通した豊沢トンネル内で鏡割りに臨む出席者=豊川市御津町で
貫通した豊沢トンネル内で鏡割りに臨む出席者=豊川市御津町で

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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