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新城の萩平遺跡 斜めに立った石が見つかる

斜めに立った石を計測する学生=新城市川路の萩平遺跡で
斜めに立った石を計測する学生=新城市川路の萩平遺跡で

 新城市川路の萩平遺跡で、愛知学院大学による発掘調査が行われている。後期旧石器時代から縄文時代草創期(1万3000年前-9000年前)までの間の石などが見つかり、火をおこした跡など生活の痕跡が見られたほか、斜めに立った石が見つかった。
 調査は同大学が2013(平成25)年から毎年この時期に実施。今回で7回目。今年は8月28日から同大学文学部歴史学科の長井謙治准教授(40)ら学生や院生の計27人が参加して行っている。
 縦、横、深さそれぞれ2㍍で計13カ所において発掘調査を行い、調理場のような場所には石が並べられて何かを焼かれたような痕跡、縄文時代草創期のものに見られる縦長の石刃(せきじん)が見つかった。
 また他の遺跡ではあまり見られない斜めに立った石が4つ見つかった。
 長井准教授は「北西の緩やかな斜面に火を用いるなど生活の跡が見られた。土壌を採取して火山灰の含有量などをチェックし、詳細に調べていきたい」と話した。
 今年度の本格的な調査は4日に終え、5日に土壌復帰作業を実施。調査報告書は2021年春にも刊行するという。
(安藤聡)

 新城市川路の萩平遺跡で、愛知学院大学による発掘調査が行われている。後期旧石器時代から縄文時代草創期(1万3000年前-9000年前)までの間の石などが見つかり、火をおこした跡など生活の痕跡が見られたほか、斜めに立った石が見つかった。
 調査は同大学が2013(平成25)年から毎年この時期に実施。今回で7回目。今年は8月28日から同大学文学部歴史学科の長井謙治准教授(40)ら学生や院生の計27人が参加して行っている。
 縦、横、深さそれぞれ2㍍で計13カ所において発掘調査を行い、調理場のような場所には石が並べられて何かを焼かれたような痕跡、縄文時代草創期のものに見られる縦長の石刃(せきじん)が見つかった。
 また他の遺跡ではあまり見られない斜めに立った石が4つ見つかった。
 長井准教授は「北西の緩やかな斜面に火を用いるなど生活の跡が見られた。土壌を採取して火山灰の含有量などをチェックし、詳細に調べていきたい」と話した。
 今年度の本格的な調査は4日に終え、5日に土壌復帰作業を実施。調査報告書は2021年春にも刊行するという。
(安藤聡)

斜めに立った石を計測する学生=新城市川路の萩平遺跡で
斜めに立った石を計測する学生=新城市川路の萩平遺跡で

カテゴリー:社会・経済

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