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豊橋のさくらピアで障害者ら避難訓練

「防災タイム」で避難する館利用者=さくらピアで
「防災タイム」で避難する館利用者=さくらピアで

 豊橋市障害者福祉会館「さくらピア」で今月1日から15日まで、毎年恒例の「防災タイム2019」を実施中。連日、利用者が期間中に避難訓練を体験、館内避難経路などを再確認している。
 さくらピアは豊橋障害者(児)団体連合協議会が運営。毎秋に施設を使って大規模な「避難所体験」を展開しているほか、4年前から9月に2週間「防災タイム」を設け、避難経路等の安全について館職員が利用者と共に考える機会としている。例年600人前後が体験し、今年は11日現在、延べ68団体約400人が訓練に参加している。
 通常の活動中に訓練放送が流れ、利用者は職員の誘導のないまま、各階各部屋から自分たちだけで避難経路を確認しながら同館前の桜ヶ丘公園に避難する。体育館で運動していた車イス利用者や階上の部屋を使っていた自主グループなど、訓練に参加した人たちは、放送後速やかに活動を開始。避難場所の公園に着くと、互いに気付いたことなどを話し合い、職員に報告していた。
 事後のアンケート調査を今後に生かしていく試みで、これまでに「夜間の階段が心配」「放送時にトイレで不在の人がいた」「玄関扉を手動で開ける訓練を」などの感想や提案が寄せられ、各ドアで異なるサムターンの統一化を図ったり、屋外階段に貼るための蓄光テープを発注したりと改善にも取り組んでいる。
 「グループごとに自主的に人数確認を行うなど、活動も浸透してきた。毎年訓練に参加する人がいる一方、毎年初めて体験するという人もいるので、今後も続けていきたい。生活の中に意識を入れていきたい」と本田栄子・同館事務長は話す。
(田中博子)

 豊橋市障害者福祉会館「さくらピア」で今月1日から15日まで、毎年恒例の「防災タイム2019」を実施中。連日、利用者が期間中に避難訓練を体験、館内避難経路などを再確認している。
 さくらピアは豊橋障害者(児)団体連合協議会が運営。毎秋に施設を使って大規模な「避難所体験」を展開しているほか、4年前から9月に2週間「防災タイム」を設け、避難経路等の安全について館職員が利用者と共に考える機会としている。例年600人前後が体験し、今年は11日現在、延べ68団体約400人が訓練に参加している。
 通常の活動中に訓練放送が流れ、利用者は職員の誘導のないまま、各階各部屋から自分たちだけで避難経路を確認しながら同館前の桜ヶ丘公園に避難する。体育館で運動していた車イス利用者や階上の部屋を使っていた自主グループなど、訓練に参加した人たちは、放送後速やかに活動を開始。避難場所の公園に着くと、互いに気付いたことなどを話し合い、職員に報告していた。
 事後のアンケート調査を今後に生かしていく試みで、これまでに「夜間の階段が心配」「放送時にトイレで不在の人がいた」「玄関扉を手動で開ける訓練を」などの感想や提案が寄せられ、各ドアで異なるサムターンの統一化を図ったり、屋外階段に貼るための蓄光テープを発注したりと改善にも取り組んでいる。
 「グループごとに自主的に人数確認を行うなど、活動も浸透してきた。毎年訓練に参加する人がいる一方、毎年初めて体験するという人もいるので、今後も続けていきたい。生活の中に意識を入れていきたい」と本田栄子・同館事務長は話す。
(田中博子)

「防災タイム」で避難する館利用者=さくらピアで
「防災タイム」で避難する館利用者=さくらピアで

カテゴリー:社会・経済

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