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来年1月頃に介護保険料示す、今夏めどに統合事業計画

 東三河広域連合議会2月定例会が8日、豊橋市議場で開会した。会期を2日間と決めた後、同市長の佐原光一連合長が新年度予算案の大綱を説明し、引き続き10人が一般質問した。
 登壇したのは、山本和美(豊川)柴田輝明(同)伊藤篤哉(豊橋)山崎祐一(新城)山口洋一(同)竹内滋泰(蒲郡)石田文彦(豊根)宮澤佐知子(豊橋)星野隆輝(同)鈴木貴晶(蒲郡)の10氏。
 この中で、2018(平成30)年度の介護保険事業の保険者統合に向けた今後のスケジュールについて、竹内氏が質問。広域連合側は「介護保険事業計画を7月をめどにまとめ、介護保険料は来年1月頃に示す。保険料は統一する方向で考えている」と答えた。今年8~10月にかけ、東三河の全8市町村で住民説明会を開催。「説明会は各市町村が実施し、統合の趣旨、手続きなどを分かりやすく丁寧に説明する。配布資料は広域連合が作り、統一した資料にする」と述べた。
 東京都内の2カ所で実施した「東三河ブランドショップ」の実証実験に関し、山本、石田、宮澤の3氏が質問。連合側は「浅草では固定客、観光客、年配者が多く、価格重視の傾向。丸の内は若い人が多く、品質重視の傾向だった」と報告した。
 来場者アンケートも行い「(ブランドショップについて)7割以上が好意的で、東三河を訪れてみたいというのが5割以上あった」と説明。東三河で受け継がれている手筒花火の仮想体験は、連日、列をなすほどの人気で「本物を見てみたい」という声があったいう。
 国内では東栄町で唯一採掘されている化粧品に使われる原材料の絹雲母(セリサイト)を材料にしたファンデーション作りも行われ、体験者から「実際に原料を見てみたい」との声があったことも報告された。
 また、東三河まち・ひと・しごと創生総合戦略案に盛り込まれた東三河版DMOについて、伊藤氏が質問。東三河の地域づくりをマネジメントし、戦略的、効率的な事業を進める法人で、総合戦略最終年度にあたる19年度の具体化を目指している。
 東三河版DMOに関し、佐原連合長は「観光を中心にしながらも東三河全体の産業振興の役割を担う。オール東三河で進めていく必要があり、スピード感を持って取り組んでいく」と意欲を示した。
(中村晋也)

 東三河広域連合議会2月定例会が8日、豊橋市議場で開会した。会期を2日間と決めた後、同市長の佐原光一連合長が新年度予算案の大綱を説明し、引き続き10人が一般質問した。
 登壇したのは、山本和美(豊川)柴田輝明(同)伊藤篤哉(豊橋)山崎祐一(新城)山口洋一(同)竹内滋泰(蒲郡)石田文彦(豊根)宮澤佐知子(豊橋)星野隆輝(同)鈴木貴晶(蒲郡)の10氏。
 この中で、2018(平成30)年度の介護保険事業の保険者統合に向けた今後のスケジュールについて、竹内氏が質問。広域連合側は「介護保険事業計画を7月をめどにまとめ、介護保険料は来年1月頃に示す。保険料は統一する方向で考えている」と答えた。今年8~10月にかけ、東三河の全8市町村で住民説明会を開催。「説明会は各市町村が実施し、統合の趣旨、手続きなどを分かりやすく丁寧に説明する。配布資料は広域連合が作り、統一した資料にする」と述べた。
 東京都内の2カ所で実施した「東三河ブランドショップ」の実証実験に関し、山本、石田、宮澤の3氏が質問。連合側は「浅草では固定客、観光客、年配者が多く、価格重視の傾向。丸の内は若い人が多く、品質重視の傾向だった」と報告した。
 来場者アンケートも行い「(ブランドショップについて)7割以上が好意的で、東三河を訪れてみたいというのが5割以上あった」と説明。東三河で受け継がれている手筒花火の仮想体験は、連日、列をなすほどの人気で「本物を見てみたい」という声があったいう。
 国内では東栄町で唯一採掘されている化粧品に使われる原材料の絹雲母(セリサイト)を材料にしたファンデーション作りも行われ、体験者から「実際に原料を見てみたい」との声があったことも報告された。
 また、東三河まち・ひと・しごと創生総合戦略案に盛り込まれた東三河版DMOについて、伊藤氏が質問。東三河の地域づくりをマネジメントし、戦略的、効率的な事業を進める法人で、総合戦略最終年度にあたる19年度の具体化を目指している。
 東三河版DMOに関し、佐原連合長は「観光を中心にしながらも東三河全体の産業振興の役割を担う。オール東三河で進めていく必要があり、スピード感を持って取り組んでいく」と意欲を示した。
(中村晋也)

カテゴリー:政治・行政

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