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豊橋技科大の次期学長に寺嶋氏

次期学長候補として抱負を述べる寺嶋氏、左は学長選考会議の大貝彰議長=豊橋技科大で
次期学長候補として抱負を述べる寺嶋氏、左は学長選考会議の大貝彰議長=豊橋技科大で

 豊橋技術科学大学の大西隆学長の任期満了(来年3月31日)に伴い次期学長候補に同大理事・副学長の寺嶋一彦氏(67)が選ばれ、30日、豊橋市の同大で記者会見した。「社会に貢献する元気のある大学」をキャッチフレーズに「技科大の技術で世界を変える、イノベーションを起こす力を生み出したい」と抱負を述べた。来年4月1日に就任する運びで任期は4年間。
 寺嶋氏は 1982(昭和57)年に京都大学工学博士の学位を取得、機械工学を専門とする。同年6月から豊橋技科大工学部の助手に就き、その後、生産システム工学系教授となり、昨年3月に定年退官、理事・副学長を務める。37年間、技科大を支え、生え抜きで学長に就任するのは12年ぶりという。
 「研究、教育で地域、社会に還元できる大学」を目指す寺嶋氏。「本学は研究大学の一つ。強みのセンサー研究を、AI(人工知能)とロボットでさらに強化し、未来総合研究所のような研究所に発展させたい」と意欲を示し、「今後、民間との共同研究も増やし、成果を出していく」と強調した。
 高専生からの学生が多く、教育については「IT(情報技術)教育、人間力教育を行い、幅広い視野で深い専門力を持った学生、博士を育てる」と力強く述べた。
 また、自ら行う「三大アクション」として「集める」「つなぐ」「光をあてる」を挙げた。「優秀な人材を集め、ネットワーク、データベースをつくり世界とつなぎ、教職員ら個々の得意分野に光をあてる。三大アクションで大学を発展させたい」と話した。
 学長候補者選出にあたり、同大は8月下旬、学長選考会議で寺嶋氏ら学長候補適任者2人を選出。9月20日に所信表明を行い、26日、教員や事務職員による投票を実施した上で、同選考会議が学長候補を決定した。
 投票では、217人が投票し、寺嶋氏は110票を得票した。
(中村晋也)

 豊橋技術科学大学の大西隆学長の任期満了(来年3月31日)に伴い次期学長候補に同大理事・副学長の寺嶋一彦氏(67)が選ばれ、30日、豊橋市の同大で記者会見した。「社会に貢献する元気のある大学」をキャッチフレーズに「技科大の技術で世界を変える、イノベーションを起こす力を生み出したい」と抱負を述べた。来年4月1日に就任する運びで任期は4年間。
 寺嶋氏は 1982(昭和57)年に京都大学工学博士の学位を取得、機械工学を専門とする。同年6月から豊橋技科大工学部の助手に就き、その後、生産システム工学系教授となり、昨年3月に定年退官、理事・副学長を務める。37年間、技科大を支え、生え抜きで学長に就任するのは12年ぶりという。
 「研究、教育で地域、社会に還元できる大学」を目指す寺嶋氏。「本学は研究大学の一つ。強みのセンサー研究を、AI(人工知能)とロボットでさらに強化し、未来総合研究所のような研究所に発展させたい」と意欲を示し、「今後、民間との共同研究も増やし、成果を出していく」と強調した。
 高専生からの学生が多く、教育については「IT(情報技術)教育、人間力教育を行い、幅広い視野で深い専門力を持った学生、博士を育てる」と力強く述べた。
 また、自ら行う「三大アクション」として「集める」「つなぐ」「光をあてる」を挙げた。「優秀な人材を集め、ネットワーク、データベースをつくり世界とつなぎ、教職員ら個々の得意分野に光をあてる。三大アクションで大学を発展させたい」と話した。
 学長候補者選出にあたり、同大は8月下旬、学長選考会議で寺嶋氏ら学長候補適任者2人を選出。9月20日に所信表明を行い、26日、教員や事務職員による投票を実施した上で、同選考会議が学長候補を決定した。
 投票では、217人が投票し、寺嶋氏は110票を得票した。
(中村晋也)

次期学長候補として抱負を述べる寺嶋氏、左は学長選考会議の大貝彰議長=豊橋技科大で
次期学長候補として抱負を述べる寺嶋氏、左は学長選考会議の大貝彰議長=豊橋技科大で

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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