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田原市ふるさと教育センター開所

農具、生活用具など=旧野田中学校で
農具、生活用具など=旧野田中学校で

 「田原市ふるさと教育センター」が今月、旧田原市立野田中学校に開所した。校舎を活用し、市内各地区にある郷土史料などを整理し、教育機関などに提供する「ふるさと教育」や文化財の収蔵を行う場にするとともに、教育の支援や相談などの機能を同センターに集約した。
 野田中は2016(平成28)年3月末に閉校。同市の中央部にあり、市が今年5月から約4500万円かけて3階建て校舎などの改修工事、施設整備を進めていた。
 同市の自然、歴史、人物などを教材に古里に関する知識を広げ、認識を深める学習などの「ふるさと教育」を実施するため、同センターでは、市内の学校や地域にある史料のほか、過去に実践されたふるさと教育の史料を収集、整理して市内の教育機関などに提供する。小・中学校教員、保育士らに対し、教材提供、研修の場にもしていく。
 これまで旧成章高校赤羽根校舎に収蔵していた文化財史料をセンターに移し、校舎の3階は平安から鎌倉時代の焼き物などの出土品、貝塚、田原城関連、美術資料などを収める。旧武道場など2階建ての建物は、1階が考古資料で、今後、一部資料の公開を計画。2階は農具、生活用具などの民俗資料を収蔵する。
 校舎2階は、登校できない児童、生徒、保護者らを学校復帰に向けて支援する「くすの木教室」(適応指導教室)が、赤羽根市民センターから移転。教室や相談の場のほか、家庭科室を活用しお菓子作りなどができるようになっている。相談は月~金曜まで受け付ける。
 1階には、いじめに悩んだり、登校できなかったりする児童や生徒の相談に専門の相談員が応じる教育サポートセンターが、赤羽根市民センターから移った。電話やメール、手紙でも受け付ける。学校経営の相談、教職員の研修、就学相談も行う。
 市役所で行われていた子ども・若者総合相談窓口(はなそう)も移転し、相談機能を集約。おおよそ40歳未満の子どもや若者、家族らを対象に不登校や引きこもり、ニートなどの悩みに相談員が応じ支援する。相談は電話、メールなどでも行う。
 相談専用電話は、サポートセンターが0531・36・4010、総合相談窓口は同・36・6453。ともに相談は月~金曜の午前9時半から午後4時。
(中村晋也)

 「田原市ふるさと教育センター」が今月、旧田原市立野田中学校に開所した。校舎を活用し、市内各地区にある郷土史料などを整理し、教育機関などに提供する「ふるさと教育」や文化財の収蔵を行う場にするとともに、教育の支援や相談などの機能を同センターに集約した。
 野田中は2016(平成28)年3月末に閉校。同市の中央部にあり、市が今年5月から約4500万円かけて3階建て校舎などの改修工事、施設整備を進めていた。
 同市の自然、歴史、人物などを教材に古里に関する知識を広げ、認識を深める学習などの「ふるさと教育」を実施するため、同センターでは、市内の学校や地域にある史料のほか、過去に実践されたふるさと教育の史料を収集、整理して市内の教育機関などに提供する。小・中学校教員、保育士らに対し、教材提供、研修の場にもしていく。
 これまで旧成章高校赤羽根校舎に収蔵していた文化財史料をセンターに移し、校舎の3階は平安から鎌倉時代の焼き物などの出土品、貝塚、田原城関連、美術資料などを収める。旧武道場など2階建ての建物は、1階が考古資料で、今後、一部資料の公開を計画。2階は農具、生活用具などの民俗資料を収蔵する。
 校舎2階は、登校できない児童、生徒、保護者らを学校復帰に向けて支援する「くすの木教室」(適応指導教室)が、赤羽根市民センターから移転。教室や相談の場のほか、家庭科室を活用しお菓子作りなどができるようになっている。相談は月~金曜まで受け付ける。
 1階には、いじめに悩んだり、登校できなかったりする児童や生徒の相談に専門の相談員が応じる教育サポートセンターが、赤羽根市民センターから移った。電話やメール、手紙でも受け付ける。学校経営の相談、教職員の研修、就学相談も行う。
 市役所で行われていた子ども・若者総合相談窓口(はなそう)も移転し、相談機能を集約。おおよそ40歳未満の子どもや若者、家族らを対象に不登校や引きこもり、ニートなどの悩みに相談員が応じ支援する。相談は電話、メールなどでも行う。
 相談専用電話は、サポートセンターが0531・36・4010、総合相談窓口は同・36・6453。ともに相談は月~金曜の午前9時半から午後4時。
(中村晋也)

農具、生活用具など=旧野田中学校で
農具、生活用具など=旧野田中学校で

カテゴリー:政治・行政

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