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外国人就労支援とバスなど運転手確保へ

市内の求職者と事業者によるマッチング会=豊橋地方合同庁舎で
市内の求職者と事業者によるマッチング会=豊橋地方合同庁舎で

 豊橋市は、路線バスやコミュニティバス、タクシーの運転手として就労を希望する定住外国人と、全国的に運転手不足となっている公共交通事業者を結びつけ、就労支援と運転手確保につなげる取り組みを始めた。8日には、市内の求職者と事業者が就業に向けて話し合うマッチング会が開かれた。
 路線バスなどの運転手不足により、便数の増加、夜遅くの運行ができなくなるなどサービスが低下すると、公共交通の利用を促進できなくなる。こうした中、ブラジルを中心にした外国籍市民約1万8000人が住む同市は、同市民の雇用機会の創出と公共交通事業者の新たな人材確保として取り組みを開始した。
 市内のブラジル人コミュニティ団体・NPO法人ABT豊橋ブラジル協会に委託し、8月末からブラジル籍などの市民を対象に説明会、ビジネスマナー講座を開催していた。
 豊橋市大国町の豊橋地方合同庁舎で行われたマッチング会には、ブラジル籍の20代女性と40代男性、ペルー籍の50代男性の求職者3人が参加した。路線バスの豊鉄バス、コミュニティバス、タクシーの豊鉄タクシーと東海交通の担当者から勤務時間帯、休日、給料などについて説明を聞いた。
 ブラジル籍の40代男性は「派遣社員なので安定した仕事に就きたいのと、人とのふれあいが好きで運転手になりたい」と意欲。3人の子どもを持つ20代女性は、バスの運転手を目指しており「子育て中で勤務時間帯が合わないが、運転手はやってみたい」と話した。
 事業者の1社は「運転手が高齢化している。若い運転手も入社するが、全体では現状維持が精いっぱい。新たな採用を考えないと現状維持も難しくなるので、これを機会に広げていきたい」と話す。ABT豊橋ブラジル協会は「職業の幅が広がり、いいチャンス」と喜ぶ。
 今後、求職者への面接対策、採用試験を経て、内定者は来年冬の二種免許取得を目指す。
(中村晋也)

 豊橋市は、路線バスやコミュニティバス、タクシーの運転手として就労を希望する定住外国人と、全国的に運転手不足となっている公共交通事業者を結びつけ、就労支援と運転手確保につなげる取り組みを始めた。8日には、市内の求職者と事業者が就業に向けて話し合うマッチング会が開かれた。
 路線バスなどの運転手不足により、便数の増加、夜遅くの運行ができなくなるなどサービスが低下すると、公共交通の利用を促進できなくなる。こうした中、ブラジルを中心にした外国籍市民約1万8000人が住む同市は、同市民の雇用機会の創出と公共交通事業者の新たな人材確保として取り組みを開始した。
 市内のブラジル人コミュニティ団体・NPO法人ABT豊橋ブラジル協会に委託し、8月末からブラジル籍などの市民を対象に説明会、ビジネスマナー講座を開催していた。
 豊橋市大国町の豊橋地方合同庁舎で行われたマッチング会には、ブラジル籍の20代女性と40代男性、ペルー籍の50代男性の求職者3人が参加した。路線バスの豊鉄バス、コミュニティバス、タクシーの豊鉄タクシーと東海交通の担当者から勤務時間帯、休日、給料などについて説明を聞いた。
 ブラジル籍の40代男性は「派遣社員なので安定した仕事に就きたいのと、人とのふれあいが好きで運転手になりたい」と意欲。3人の子どもを持つ20代女性は、バスの運転手を目指しており「子育て中で勤務時間帯が合わないが、運転手はやってみたい」と話した。
 事業者の1社は「運転手が高齢化している。若い運転手も入社するが、全体では現状維持が精いっぱい。新たな採用を考えないと現状維持も難しくなるので、これを機会に広げていきたい」と話す。ABT豊橋ブラジル協会は「職業の幅が広がり、いいチャンス」と喜ぶ。
 今後、求職者への面接対策、採用試験を経て、内定者は来年冬の二種免許取得を目指す。
(中村晋也)

市内の求職者と事業者によるマッチング会=豊橋地方合同庁舎で
市内の求職者と事業者によるマッチング会=豊橋地方合同庁舎で

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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