とよはしボクシングジムの今井さんら優勝報告

　東京・後楽園ホールで９月にあった「第２回ジュニア・チャンピオンリーグ全国大会」で、とよはしボクシングジム（豊橋市花田町）所属の今井聖也さん（15）＝県立御津高校１年＝と柿﨑世央さん（13）＝豊橋市立南陽中学校１年、弟の洋央さん（10）＝同中野小学校５年＝の３人がチャンピオンに輝いた。７日、市役所を訪れ、佐原光一市長に喜びを報告した。
　大会は東、西、中、西部日本の各地区の代表によるワンマッチで、体重別や階級ごとに２人の優勝者が出る。３人は中日本代表として出場した。
　「自分のボクシングをすれば勝てると思った」と言う世央さんは、15歳以下の部50㌔級に出場。中学３年生を相手に得意のジャブとフックで２度のダウンを奪い、ＴＫＯ勝ちを飾った。「両親や友人が緊張をほぐしてくれて、いい状態で試合に臨めた。特にサポートしてくれたお父さんに感謝です」と話した。小学生時代から数々の大会で優勝を重ねてきた世央さんは優秀賞も受賞し、年末にある王座決定戦の代表にも選出された。
　また、12歳以下の部で３Ｒを戦い抜き、判定勝ちで初優勝を飾った洋央さんは「『ガードを下げるな』とのお父さんからのアドバイスもあり、しっかり守れた。ダウンは取れなかったけれど、積極的な試合ができた」と振り返った。
　18歳以下の部最軽量級の今井さんは、３Ｒ目に左フックが決まりＴＫＯ勝ち。兄の影響で４歳からジムに通い、11月には新人戦を控える。「倒し切ることができるようになった。これからに期待」と松尾哲也会長も太鼓判を押す。
　佐原市長は「それぞれの目標に向け、階段をしっかり上っていってほしい」と激励した。
（飯塚雪）