コワーキングスペースTOCOTOCO完成

豊川のイトコー内覧会後28日オープン

　豊川市の工務店イトコー（伊藤正幸代表取締役社長）が、諏訪西町２の姫街道沿いの古民家をリノベーションしたコワーキングスペース「ＴＯＣＯＴＯＣＯ（とことこ）」が完成した。26、27日に一般向け内覧会を開き28日からオープンする。
　築52年の２階建て住宅の空き家を借りて、大規模に改修。延べ床面積は離れも含めて約１５０平方㍍で、木製の支柱や梁（はり）、ガラス窓など使える部分は残した。
　吹き抜けの１階はオープンスペースとしてテーブルやいすが置かれ、仕事や勉強に使用できる。近隣住民が気軽に訪れ、カウンターでコーヒーも飲めるカフェスペースもある。２階のマイクロシアターを備えた個室のレンタルスペースは予約制で、講座や勉強会などに最適だ。
　断熱や輻射熱冷暖房などの最新のリフォーム技術を取り入れ、快適な空間を提供。離れにはおもちゃもあるキッズスペースがあり、おしゃれな薪（まき）ストーブもある。飲食物の持ち込みもでき、子育て中の若いママたちの憩いの場としての役割も期待される。
　歩き出す音や、さまざまなことができる場所（ところ）から「ＴＯＣＯＴＯＣＯ」と名付けた同社サポートチームマネジャーの松原登志雄さんは「新たなことに挑戦する人を応援したり、情報交換や助け合いの場として活用してほしい」と話している。
　日曜・祝日、年末年始などが定休で、営業時間は午前９時から午後５時まで。利用料金は１時間で一般３００円（学生２００円）。１日は一般１０００円（学生５００円）。月額プランや、資料の複写サービスもある。
（由本裕貴）