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国道151号宮下交差点立体化が25年完成へ

国道1号と交わる交差点「宮下」は夜間も交通量が多い。左後方が小坂井BP=豊川市小坂井町で
国道1号と交わる交差点「宮下」は夜間も交通量が多い。左後方が小坂井BP=豊川市小坂井町で

 豊川市の国道151号と国道1号が交わる交差点「宮下」付近の立体化構想で、県による事業概要が固まった。今年度から工事を開始し、2025(令和7)年に完成する見通し。三河港から東名高速までを高架道路で接続する一大構想の実現に大きく前進する。
 立体化するのは平井町から篠束町までの国道151号と同247号の約1・3㌔で、西側の小坂井バイパス(BP)入り口付近の「才ノ木南」から「宮下」、さらに東の「宮下東」までの3つの交差点を範囲とする約499㍍をかさ上げし、区間内の交差点が現状の平面交差から立体交差に変わる。
 高架道は幅3・25㍍が2車線となり、支柱は既存の車線間に立てるため、新たな用地買収は行わない。工事が順調に進めば2025年度に完成する予定で、特に交通量の多い「宮下」周辺の渋滞緩和が見込めるのをはじめ、近隣の小坂井高校の生徒の通学上の安全確保や、総合青山病院の利用者の利便性の向上などが期待される。
 西側には小坂井BP(無料)を経て御津臨海企業地区があり、国道23号BPや国道1号、さらには東側の東名高速までを結ぶ重要な物流ラインとなっている。今回の事業区間に加えて、いずれは北東側の国道151号も立体化させる構想があり、三河港から東名・豊川インターチェンジまでを主に産業道路として高架道で接続できれば、物流のさらなる時間短縮が見込める。
 また、長野県飯田市を起点に豊根村や新城市を通る延長132㌔の国道151号は、大規模災害時に復旧活動の基幹路線となる第1次緊急輸送道路に指定されており、早期の整備が求められる。
 県や市は今月8日に地元小坂井地区で説明会を開き、住民らと意見を交換した。
(由本裕貴)

 豊川市の国道151号と国道1号が交わる交差点「宮下」付近の立体化構想で、県による事業概要が固まった。今年度から工事を開始し、2025(令和7)年に完成する見通し。三河港から東名高速までを高架道路で接続する一大構想の実現に大きく前進する。
 立体化するのは平井町から篠束町までの国道151号と同247号の約1・3㌔で、西側の小坂井バイパス(BP)入り口付近の「才ノ木南」から「宮下」、さらに東の「宮下東」までの3つの交差点を範囲とする約499㍍をかさ上げし、区間内の交差点が現状の平面交差から立体交差に変わる。
 高架道は幅3・25㍍が2車線となり、支柱は既存の車線間に立てるため、新たな用地買収は行わない。工事が順調に進めば2025年度に完成する予定で、特に交通量の多い「宮下」周辺の渋滞緩和が見込めるのをはじめ、近隣の小坂井高校の生徒の通学上の安全確保や、総合青山病院の利用者の利便性の向上などが期待される。
 西側には小坂井BP(無料)を経て御津臨海企業地区があり、国道23号BPや国道1号、さらには東側の東名高速までを結ぶ重要な物流ラインとなっている。今回の事業区間に加えて、いずれは北東側の国道151号も立体化させる構想があり、三河港から東名・豊川インターチェンジまでを主に産業道路として高架道で接続できれば、物流のさらなる時間短縮が見込める。
 また、長野県飯田市を起点に豊根村や新城市を通る延長132㌔の国道151号は、大規模災害時に復旧活動の基幹路線となる第1次緊急輸送道路に指定されており、早期の整備が求められる。
 県や市は今月8日に地元小坂井地区で説明会を開き、住民らと意見を交換した。
(由本裕貴)

国道1号と交わる交差点「宮下」は夜間も交通量が多い。左後方が小坂井BP=豊川市小坂井町で
国道1号と交わる交差点「宮下」は夜間も交通量が多い。左後方が小坂井BP=豊川市小坂井町で

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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