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豊橋で産官学連携推進フォーラム

産官学連携の在り方を探るフォーラム=プラットで
産官学連携の在り方を探るフォーラム=プラットで

 豊橋産官学連携推進フォーラム2019「大学とまちづくり」が25日、豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場プラットで開かれた。同市内にある3大学がテーマに掲げた「食・農・健康」に関する取り組みを発表したほか、産官学連携の在り方を探った。
 豊橋産官学連携推進会議が主催。豊橋市や豊橋商工会議所、同市内の大学などが昨年、多様な分野で協力していくための包括協定を締結し、同会議を設置、発足のキックオフイベントとして開いた。約200人が聴講した。
 東京大大学院の工学系研究科都市工学専攻准教授を務める瀬田史彦氏が「地域協働による産官学連携の新時代」を演題に基調講演。大学の取り組みとして、豊橋技術科学大学教授の髙山弘太郎氏が植物工場や、AI(人工知能)、自動運転などを取り入れた農業を紹介し、愛知大学教授の功刀由紀子氏が同大地域政策学部食農環境コースについて、豊橋創造大大学院教授の後藤勝正氏が地域の健康を支える大学としての取り組みを説明した。
 このあと、4人が3大学や産官民との連携などに関し意見を出し合った。AIなどを活用した農業を提案する技科大の髙山氏は「自動運転、無人運転の車両を農業の現場で運搬などに使い、その実証エリアにできれば。それには官や住民の理解も必要」と話し、愛大の功刀氏は「こういうことに携われる人材を育成していく」と述べた。
 3大学の学長や佐原光一豊橋市長、神野吾郎豊橋商工会議所会頭も登壇し助言。愛大の川井伸一学長は「連携の在り方を考える場を設けること自体が貴重。今後、食・農・健康をテーマにした連携をどう具現化するかが重要」、創造大の伊藤晴康学長は「連携することでさらに可能性が広がるということを改めて感じた」と話し、技科大の大西学長は「大学は成果を社会に還元する役割もある」と述べた。
(中村晋也)

 豊橋産官学連携推進フォーラム2019「大学とまちづくり」が25日、豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場プラットで開かれた。同市内にある3大学がテーマに掲げた「食・農・健康」に関する取り組みを発表したほか、産官学連携の在り方を探った。
 豊橋産官学連携推進会議が主催。豊橋市や豊橋商工会議所、同市内の大学などが昨年、多様な分野で協力していくための包括協定を締結し、同会議を設置、発足のキックオフイベントとして開いた。約200人が聴講した。
 東京大大学院の工学系研究科都市工学専攻准教授を務める瀬田史彦氏が「地域協働による産官学連携の新時代」を演題に基調講演。大学の取り組みとして、豊橋技術科学大学教授の髙山弘太郎氏が植物工場や、AI(人工知能)、自動運転などを取り入れた農業を紹介し、愛知大学教授の功刀由紀子氏が同大地域政策学部食農環境コースについて、豊橋創造大大学院教授の後藤勝正氏が地域の健康を支える大学としての取り組みを説明した。
 このあと、4人が3大学や産官民との連携などに関し意見を出し合った。AIなどを活用した農業を提案する技科大の髙山氏は「自動運転、無人運転の車両を農業の現場で運搬などに使い、その実証エリアにできれば。それには官や住民の理解も必要」と話し、愛大の功刀氏は「こういうことに携われる人材を育成していく」と述べた。
 3大学の学長や佐原光一豊橋市長、神野吾郎豊橋商工会議所会頭も登壇し助言。愛大の川井伸一学長は「連携の在り方を考える場を設けること自体が貴重。今後、食・農・健康をテーマにした連携をどう具現化するかが重要」、創造大の伊藤晴康学長は「連携することでさらに可能性が広がるということを改めて感じた」と話し、技科大の大西学長は「大学は成果を社会に還元する役割もある」と述べた。
(中村晋也)

産官学連携の在り方を探るフォーラム=プラットで
産官学連携の在り方を探るフォーラム=プラットで

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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