保育園エアコン設置プロジェクト 豊川市が第2弾開始

　豊川市がふるさと納税を活用したガバメントクラウドファンディングで資金を集め、市内の保育園にエアコンを設置するプロジェクト第２弾をスタートした。２０２０（令和２）年度の設置事業費１億円に対する一部資金として、７００万円を目標額に来年１月15日まで募集している。
　東三河では先進的に子どもの教育環境にエアコン整備を進めている市は、すでに小中学校の普通教室への設置を完了。今年度から公立保育園への設置を進めている。
　エアコン１台につき約１００万円で、２カ年の総額は多額な費用となることから、昨年度初めてふるさと納税を活用して支援金を募集。目標額の３００万円に対し、１２４人から４７２万２０００円が集まった。これが今年度の事業費３８３２万円の一部に充てられ、保育園の電源設備の更新やエアコン新設により昨年度時点で23％だった設置率が35％まで改善した。来年度は全園の保育室への完備を目指す。
　国内最大級のふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」で受付中。28日午後６時までに、すでに10人から52万５０７２円の支援が寄せられている。返礼品はないが、個人が２万円を納めた場合は税控除から実質２０００円の負担額で支援できる。企業もホームページでの企業ロゴマーク掲示のメリットもある。問い合わせは企画政策課（０５３３・89・２１２６）へ。
（由本裕貴）