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木質バイオマスボイラー本格稼働へ 湯谷温泉加温施設で新城市

ボイラーに薪を投入する職員=新城市能登瀬で
ボイラーに薪を投入する職員=新城市能登瀬で

 新城市は、湯谷温泉で配湯している加温施設の燃料に木質バイオマスボイラーを導入し、11月から本格稼働させる。森林資源で未使用となっている間伐材を有効活用するほか、重油と併用させて二酸化炭素(CO2)の排出削減に努めて環境へ配慮していく。
 湯谷温泉はナトリウム、カルシウムを含んだ塩化物泉で、加温施設は1987(昭和62)年に重油ボイラーを設置して配湯を始めた。源泉は32-35度で52度まで加温し、現在は旅館や観光施設、福祉施設、法人など計17件に供給している。
 市は環境への配慮と森林資源の有効活用を図ろうと薪(まき)による木質バイオマスボイラーを導入することにした。
 木質バイオマスボイラーは今年3月に同市能登瀬地内にある重油ボイラーに隣接する場所に設置。燃料となる薪の生産は合同会社フォレストエネルギー新城に委託。生産業者や木の駅、個人などから寄せられた原木を加工し、施設に搬入させる。
 市観光課によると、6月から試運転したところ、重油使用量6万㍑だったのが5万3000㍑で7000㍑分(購入費約50万円)の削減効果があったという。
 投入する薪は1日2-3立方㍍で回数は同8-12回ほど。日中に使用し、夜間は重油ボイラーに切り替えて併用していく。
(安藤聡)

 新城市は、湯谷温泉で配湯している加温施設の燃料に木質バイオマスボイラーを導入し、11月から本格稼働させる。森林資源で未使用となっている間伐材を有効活用するほか、重油と併用させて二酸化炭素(CO2)の排出削減に努めて環境へ配慮していく。
 湯谷温泉はナトリウム、カルシウムを含んだ塩化物泉で、加温施設は1987(昭和62)年に重油ボイラーを設置して配湯を始めた。源泉は32-35度で52度まで加温し、現在は旅館や観光施設、福祉施設、法人など計17件に供給している。
 市は環境への配慮と森林資源の有効活用を図ろうと薪(まき)による木質バイオマスボイラーを導入することにした。
 木質バイオマスボイラーは今年3月に同市能登瀬地内にある重油ボイラーに隣接する場所に設置。燃料となる薪の生産は合同会社フォレストエネルギー新城に委託。生産業者や木の駅、個人などから寄せられた原木を加工し、施設に搬入させる。
 市観光課によると、6月から試運転したところ、重油使用量6万㍑だったのが5万3000㍑で7000㍑分(購入費約50万円)の削減効果があったという。
 投入する薪は1日2-3立方㍍で回数は同8-12回ほど。日中に使用し、夜間は重油ボイラーに切り替えて併用していく。
(安藤聡)

ボイラーに薪を投入する職員=新城市能登瀬で
ボイラーに薪を投入する職員=新城市能登瀬で

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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