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豊橋特別支援学校高等部の分教室 田原の福江高に設置へ

 県は、渥美半島先端地域の特別支援学校長時間通学を解消するため、県立福江高校の施設を利用して県立豊橋特別支援学校高等部の分教室「潮風教室」を設置することを決めた。
 大村秀章知事が29日の定例記者会見で発表した。
 対象生徒は田原市の旧渥美町、旧赤羽根町に在住する中学生、または特別支援学校中等部を卒業した知的障害のある生徒で、2020年4月に第1学年1学級、第2学年1学級の計2学年2学級、生徒数4人、教員4人(第3学年は該当なし)で発足する。
 県立高校に特別支援学校の分教室を設置するのは設楽町の県立田口高校分教室に設置した「山嶺教室」次いで2例目。
 渥美半島の先端地域から特別支援学校へは長時間通学が必要で、最寄りの豊橋市立くすのき特別支援学校への通学でも、スクールバスを利用して始発の田原市役所渥美支所から64分を要し、生徒本人はもとより、保護者も大きな負担となっている。
 一方、両地区の中学校特別学級を卒業した生徒の特別支援学校への進学は、今後も毎年見込まれており、田原市や保護者では地元の福江高校に文教室の設置を強く要望していた。
 新しくできる「潮風教室」は、県立豊橋特別支援学校(肢体不自由児)の分教室として発足するもので、5年後には生徒数も15人程度まで増える見込み。
 大村知事は「設置により長時間通学の解消を図るとともに、高等学校と特別支援学校の生徒相互の自然な交流も期待できる。今後も共生社会の実現に向けた取組も推進したい」と述べた。
(後藤康之)

 県は、渥美半島先端地域の特別支援学校長時間通学を解消するため、県立福江高校の施設を利用して県立豊橋特別支援学校高等部の分教室「潮風教室」を設置することを決めた。
 大村秀章知事が29日の定例記者会見で発表した。
 対象生徒は田原市の旧渥美町、旧赤羽根町に在住する中学生、または特別支援学校中等部を卒業した知的障害のある生徒で、2020年4月に第1学年1学級、第2学年1学級の計2学年2学級、生徒数4人、教員4人(第3学年は該当なし)で発足する。
 県立高校に特別支援学校の分教室を設置するのは設楽町の県立田口高校分教室に設置した「山嶺教室」次いで2例目。
 渥美半島の先端地域から特別支援学校へは長時間通学が必要で、最寄りの豊橋市立くすのき特別支援学校への通学でも、スクールバスを利用して始発の田原市役所渥美支所から64分を要し、生徒本人はもとより、保護者も大きな負担となっている。
 一方、両地区の中学校特別学級を卒業した生徒の特別支援学校への進学は、今後も毎年見込まれており、田原市や保護者では地元の福江高校に文教室の設置を強く要望していた。
 新しくできる「潮風教室」は、県立豊橋特別支援学校(肢体不自由児)の分教室として発足するもので、5年後には生徒数も15人程度まで増える見込み。
 大村知事は「設置により長時間通学の解消を図るとともに、高等学校と特別支援学校の生徒相互の自然な交流も期待できる。今後も共生社会の実現に向けた取組も推進したい」と述べた。
(後藤康之)

カテゴリー:政治・行政 / 地域・教育

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